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旅の道中

ドドドド!!


チョコの速さにもだいぶ慣れてきた


「慣れてくると快適だな・・・」


「う、うん。」


リーフが俺にしがみつきながら言う

声が震えてるぞ?まだ怖いのか?


「次の町ってなんだっけ?」


俺が聞く


「ルートの都だよ。」


「都か・・・町とは違うのか?」


俺が疑問を聞く


「町よりも大きいよ!象車も通ってるし!色んな人が居るの!」


「なら勇者の情報も集まりそうだな!!」


リーフが詳しくルートの事を知ってるのはリーフがルートからロックに来たからだ

つまりリーフは来た道を戻っている事になる


「本当に良かったのか?戻って?」


「うん、フルーに居ないなら情報が欲しいし・・・」


「そうか、あとどれぐらい時間が掛かる?」


「この速さなら・・・丸1日くらいかな?」


「それじゃあ何処かで野宿だな・・・大丈夫か?」


「は、初めてだけど大丈夫!」


「そうか、まあ俺は何回かしてるから任せとけ!」


ーーーーーーー



それから3時間経った


周りが暗くなってきた事に気づいた俺達は夜になる前に野宿の準備をする事にした



「フゥ!」


ボッ!


「おぉ~!」


集めた薪にリーフが火を灯す


「凄いなリーフ!」


「まだこんなことにしか使えないけどね。」


「いやいや、助かるって!」


俺は料理を始める


「あっそうそう、そこの森の奥に河が有ったぞ?水浴びでもしてきたらどうだ?」


結構汗かいたろ?


「うーん・・・手伝わなくていいの?」


「出来るまで時間掛かるし、大丈夫。」


「じゃあ浴びてくるね?」


「おぅ!あっ!念のためチョコも連れて行っとけ!何かあったら叫べよ!直ぐに駆けつけるから。」


「うん!行こうチョコちゃん♪」


『クエー♪』


リーフとチョコが森の奥に行った


「さて、後は野菜を千切ってと・・・」


俺は料理に集中する



ーーーーーーーー

チャプ・・・




「う~冷たい・・・」


私は河に浸かる


『クエ?』


「チョコちゃんは平気そうだね?」


『クエ!!』


バチャバチャ!!


「きゃ!?」


チョコちゃんが暴れて水を飛ばしてきた


「やったな~♪それ!!」


バチャバチャ


『クエ~♪』


私も負けずに水をチョコちゃんにかける


暫く私はチョコちゃんと水をかけあった


・・・・・・


「~♪」


水の冷たさにも慣れてきた私は身体を洗う


『クエ、クエクエ~♪』


一緒にチョコちゃんの身体も洗う・・・羽が水を吸っていて結構大変


「チョコちゃん身体重くない?凄く水を吸ってるよ?」


『クエ~♪』


平気そうだね


「・・・・・・」


私はふとカケルの事を考える・・・


「不思議な人だね・・・何故か信用しちゃう。」


カケルなら何の警戒をしなくてもいいって思えちゃう


「・・・・あぅ///」


昨日の会った時を思い出す・・・まるで物語の様に助けてくれて・・・昨日?


「あ、そうか、まだ出会って1日しか経ってないんだ・・・」


もうずっと一緒居たような感覚でいた・・・何でだろう?


「これもカケルの不思議な所だよね♪」


『クエ?』


「ふふ♪そろそろ戻ろうか?」


『クエ~♪』


ーーーーーーーーー



「おっ、戻ってきたか、丁度完成したぞ。」


「わぁ、何々?」


「ウサギのスープとパン、チョコには果物な?」


栄養も考えてスープには野菜をたっぷり入れてる


「美味しそう!」


「水浴びで冷えただろ?これで温まるんだな」


「ありがとう♪」


リーフがスープを受け取り一口食べる


「美味しい!」


「そうか、口に合って良かったよ」


俺もスープを食べる・・・うん上手くできてるな


ーーーーーーー


夜も遅くなってきた


「さて、リーフはもう眠ったら?」


「カケルは?」


「見張り、魔物が襲ってくるかもしれないだろ?」


俺一人の時は適当な木に登ってロープで身体を固定して寝ていたけど・・・仲間が居るときはそんな事出来ないからな


「でもカケルも疲れてるでしょ?」


「俺は平気だよ、リーフが明日起きたら少し休ませてもらうから」


体力には自信が有るんだよ


「でも・・・」

「いいから!」


俺は毛布代わりのマントをリーフに渡す


「わかった、出来るだけ速く起きるからね!!」


「気にせずたっぷり寝てろって・・・」


遠慮なんてするなよ・・・


リーフはチョコを枕に眠る


「・・・・そうか、チョコは羽毛100%か・・・寝やすそうだな」


柔らかい枕・・・快眠の必需品だな


「さて、ただ見張ってるのもなんだし、今のうちに調合でもしとくか」


俺は調合器具を出して調合を始める


薬草と道中で手に入れた材料を煎じる


解毒剤に麻痺治し

酔い止めに塗り薬



「~♪」


俺はどんどん調合する


気が付いたら大量の薬が出来ていた・・・


「この薬を売ったら少しは儲けるかな?」


元手はタダだしな


「てかもう朝か・・・」


気が付いたら太陽が登り始めていた


「んっ・・んん!」


リーフが起きたのか目を擦り伸びをする


「ん~!!ふぁ・・・・おはよう。」


「おはよう、顔を洗ってきたらどうだ?」


「うん・・・そうする・・・」


リーフは寝ぼけながら森の奥に向かう


ーーーーーーーー



「じゃあ朝御飯は私が作るからカケルは寝てて!」


「じゃあ任せるよ。」


リーフに朝食を任せて俺はチョコを枕に眠る・・・あ、柔らかい・・・これは・・ねむ・・・れ・・・・・・



ーーーーーーーーー


「んっ・・・」


良い匂いがして俺は起きる


「あっ、起きた?」


「あぁ、おはよう」


「おはよう♪丁度できたよ。」


リーフが差し出した皿にはこんがりと焼けたパンでウサギの肉と野菜を挟んだサンドイッチが有った


「へぇ、美味そうだな」


「これに紅茶が有れば良かったんだけど・・・」


「いやいや充分だって。」


サンドイッチの香ばしい匂いが食欲をそそる


「じゃあ貰おうか。」

「召し上がれ♪」


俺はサンドイッチを1つ取り食べる


サク・・・


先ずパンの食感を感じる


パリッ


次にレタスの様な野菜の食感を感じる


ジュワ・・・


最後にウサギの肉のジューシーな食感を感じ、口一杯に肉汁が広がる


モグモグ・・・ゴクン!


「美味い!!」


「良かった♪」


サクサクのパンから野菜に肉ともうどう言えば良いのかわからないくらい美味い!!


「凄いな・・・シンプルなサンドイッチの筈なのに」


「それには家の伝統の調理方法が使われてるからね♪」


「リーフの家の伝統?なにかやってるのか?」


「私の家は宿屋なんだよ♪サンドイッチは人気メニューなんだ♪」


「へぇ~成る程・・・」


こりゃあ人気が出るわけだ・・・美味いもん


「因みにどんな方法?」


「ひ・み・つ♪」


「残念!」


ーーーーーー


朝食を終えた俺達は再びチョコに乗る


「さて、出発するか!」


「うん!」


「あ、昨日酔い止め作っといたから飲んどけよ?」


「わかった!」


リーフが酔い止めを飲む


「よし、行くぞ!」


『クエ~♪』


チョコは走り出す

目指すはルートの都だ!





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