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スリの正体

「あの、カケルさん・・・なんでここに?」


「んっ?裏の事情に詳しそうな奴が居るだろ?まだ居るかは知らないが・・・」


俺達はさっき訪れた病院に再び訪れた


「おっ、ちょうど出てきたな!」


俺は病院から出てきた男を見る


「よお!怪我は治ったか?」

「げぇ!?てめぇは!」


人の顔を見るなり『げぇ!?』とは失礼だな


「お前が何もしないなら危害はくわえないって、ちょっと聞きたいことがあってさ」


「聞きたいことだぁ?」


男が警戒する


「この町でスリをして稼いでる奴を知ってるか?知ってるなら話してほしいんだが?」


「知ってても話すかよ!」


「・・・銀貨1枚でどうだ?」


「!!」


「タダで聞こうとは思ってないさ、銀貨1枚で情報を買いたいんだが?」


こういう奴には金が有効なんだよな?


「・・・3枚だ、それなら話してやる」


「いいぞ、なら話してもらおうか?」


俺は銀貨を3枚渡す・・・結構痛い出費だが必要経費だな


「その探しているスリは亜人か?それならクーリの野郎だな」


「・・・亜人だった?」

「は、はい、多分猫の・・・」


「なら間違いなくクーリだな、アイツなら酒場の裏にある廃墟に住んでるぜ」


「住処まで教えてくれるとはな」


「銀貨3枚分の情報だ」


「そうかい、じゃあな!」


俺はリーフを連れてクーリの住処に向かった


ーーーーーーー


「ボロいな・・・」


「今にも崩れそうですね・・・」


「突入する前に聞きたいがリーフはどんな魔法が使えるんだ?」


「初級の炎と風の魔法です・・・それと治癒術を」


「その炎と風の威力ってどれくらい?」


「炎はマッチみたいな火力で焚き火に火を点けるくらいしか・・・風は一瞬ですけど突風を出せます!」


「そうか・・・なら」

「ひゃ!?///」


俺はリーフに耳打ちする


「ゴニョゴニョ・・・・ゴニョゴニョゴニョ」

「えっ?あぅ・・・が、頑張ります///」


「よし、じゃあ任せたぞ!」


俺はリーフを残して廃墟に突入した



ーーーーーーー


「少し暗いな・・・足場も悪い・・・クーリの奴は・・・」


ミシミシ


「上か・・・」


2階の方から物音がした


俺は手探りで階段を探して2階に向かう



「・・・・・・いた」


2階にクーリは居た

猫の亜人・・・間違いない

俺は聞き耳を立てる


「ニャハハ、今日も楽勝ニャァ、あの女結構持ってたニャァ」


クーリで間違いないな、コッソリ近づいて・・・んっ?


職業獲得

『盗賊』


今かよ!?まあいい、忍び足で近付いて


「動くな!」


「にゃ!?にゃあ!?いつの間に後ろに!?」


「猫のわりには不用心だな!今日スッた財布を返してもらおうか!」


「誰が返すかニャァ!そにゃあ!!」


クーリの奴が立ち上がりながら回し蹴りを放ってきた


「!?」


俺はそれを避ける、なんっつう無茶な姿勢で・・・


「そにゃそにゃそにゃあ!!」


クーリが殴りかかってくる、速いし暗くて見切りにくい


「っと、よっ!この!」


バシッ!ビシッ!ガッ!


俺はガードしながら隙を窺う


「にゃあ!!」

「隙あり!」


クーリが回し蹴りを再び放とうとした時に俺は足払いをした


「にゃあ!?」


ドタン!


クーリが尻餅をつく


「ここまでだな?」


「まだにゃ!」


「うぉ!?」


クーリがバク転して距離をとる


「あんた戦い慣れてるニャァ、ここは逃げるニャァ!」


「待て!」


クーリが窓から逃げようと走る

俺はクーリに向かって落ちてた椅子を投げる


「当たらんニャァ♪バイバイニャァ!」


ダン!


クーリが窓から跳んだ・・・






俺の狙い通りに


『ラ リゼ!!』


「にゃああああ!?」


クーリが下から吹いた突風に驚いて転落する


「ナイスだリーフ!とりゃあ!!」


俺も窓から跳んでクーリの側に着地する・・・少し足が痺れるが問題ない


「そりゃあ!逃がさねえぞ!!」

「ギニャャャャャャ!?」


俺はクーリの足に4の字固めを組む


「イダイニャァァァァァァ!!」


「財布を返せ!」


「返す!返すからぁぁぁぁぁ!!」


クーリが財布を投げ捨てる


「リーフ!中身の確認!」

「う、うん!」

「は、離してニャァァァァァ!!」


リーフが財布の中を確認する


「金は有るか?」

「はい!ちゃんとあります!」

「そうか!良かったな!」

「早く離してニャァ!!折れる!折れるニャァ!!」

「・・・・・反省したか?」

「しました!しましたニャァ!!」


・・・・・取り敢えずもう少しキツくして


「ギニャャャャャャ!?」

「カ、カケルさん!もういいですから!」

「あ、そうか?」


俺は4の字固めを解く


「し、死ぬかと思ったニャァ」


「素直に返していれば良かったんだ」


「スッたのを返すのはただの馬鹿ニャァ」


「もう一回くらうか?」


「申し訳ごさいにゃせんでした!!」


クーリが土下座する


「・・・どうする?」

「財布も返ってきましたし私は許します・・・」

「だそうだ、良かったなー」


「ニャァ・・・」


落ち込むクーリをそのままにして俺とリーフはその場を離れた




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