旅の理由
助けた女の子は旅人でした。(まる)
「旅人ならあの程度のチンピラ簡単に倒せるだろ?」
魔物の方が強いぞ?
「その、私、初級の魔法しか使えなくて・・・この町まで来た方法も馬車や象車ですし」
象車・・・確か巨大な象に荷台を付けて客を運ぶ乗り物だっけ?
「つまり戦闘経験もないと?」
「はい・・・」
「なんでそれで旅してるの?」
故郷でのんびり過ごせば良いのに
「それは」
グゥゥゥゥゥゥゥ!!
「あぅ!?///」
女の子のお腹が豪快になった・・・・
「・・・立ち話もなんだしどっかで飯でも食いながら話すか?」
「はい・・・///」
俺は女の子と一緒に飯屋を探して入った
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「そう言えば自己紹介してなかったよな?俺はカケル、カケル・スギノだ」
「私はリーフです、リーフ・フーリン」
「そうかよろしくリーフ、それで?なんでリーフは旅をしてるんだ?戦闘もマトモにできないなら護衛を付ければいいけど・・・なんで護衛も雇ってない?」
「・・・実は勇者様を探してるんです」
「・・・勇者のファン?」
リーフの発言に俺は呆れながら言う
「ち、違います!その、村が、私の故郷が危なくて・・・」
「どういうことだ?」
俺はリーフの話を聞いた
なんでもリーフの故郷の近くには遺跡が有るそうだ
今まではなんの問題も無く存在していたのだが
つい最近急に謎の植物が遺跡を覆ったらしい
今は特に村には被害が無いが、遺跡に向かった旅人は誰一人戻ってこないらしい
「あの植物がいつ村に被害を出すかわかりません・・・だからその前に勇者様に助けてもらいたくて!」
「その為に勇者を探してると・・・まあ来るのを待つよりは利口だな・・・それでこの町に?」
「フルーの町に勇者様が現れたと聞きました、だからフルーの町に向かおうとしてたんですけど・・・」
「何かあったのか?」
「この町に来て直ぐにお財布をスラれました・・・」
「スリか・・・」
「直ぐに気付いて犯人を追いかけたんですけど・・・その途中であの男性に・・・」
「そして俺が来たと、災難だな・・・」
スリがいるのか、俺も気を付けないとな・・・うん、財布はちゃんとあるな、中身もちゃんとあるな
「どうしよう・・・フルーの町に行けない」
「てかここの飯代も払えないな」
「・・・・皿洗いしたら許してくれるかな?」
「状況によるだろ?まぁいい、奢るよ」
「えっ、でもそれは悪いよ!助けてもらったのに・・・」
「気にするな、金に余裕はあるし・・・一人で食う飯は寂しいからな」
「うぅ、ご、ごめんなさい・・・」
「こういう時は『ありがとう』だろ?」
「あ、ありがとうごさいます!」
「よろしい!・・・飯を食ったらスリを探すぞ」
「えっ?そこまで?」
「乗り掛かった舟だ、最後まで付き合うさ」
「ありがとう・・・本当にありがとう!!グスッ!」
「ちょ!?泣くなって!ほら、周りが俺が酷い奴みたいな眼で見てるから!!」
リーフが泣き止むのを待っていたら料理が運ばれてきた
俺とリーフは料理を食べてから店を出た
リーフの見た目は
肩まで伸びた黄緑の髪
顔は美人と比較したら負けるけど普通の人と比較したら可愛いと言える顔
そばかすが有って本人は気にしてます
年齢は15です




