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リュードさんの教え

「ここが、ロックの町か」


フルーの町を出て2日歩いて俺は次の町であるロックの町に着いていた



「へぇ、フルーとはまた違う感じだな」


ロックは岩を削った建物やレンガの建物が建っていた


「さて、先ずは宿かな・・・」


泊まる所を確保しとくか・・・今は金貨もあるから贅沢しなければ暫くは泊まれるだろう


ーーーーーーーー


俺は宿屋を見つけて部屋を取った


「これで泊まるところは良し、次は町をぶらつくかな」


町を見物したり店を廻ったり


俺は宿屋を出る


「先ずは何処から行くかな・・・少し腹が減ってきたし、飯でも食うか」


飯屋は何処だ?

俺は歩きながら町を見る


「本屋に薬屋、雑貨屋に酒場か・・・おっ、武器屋と防具屋!ファンタジーっぽいな後で覗くか!」


斧も少しボロボロになってきたから手入れしたいし


「・・・・さい!・・・」


「・・・んっ?」


なんか聞こえた


「離してください!」


「うぉ!?」


今度はハッキリと聞こえた


「なんだ?」


俺は声が聞こえた路地裏を覗く


「手を離して!」

「良いじゃねえかよ~」


そこには男が女性の腕を掴んでいた


「・・・これはアレか?漫画とかで見るヒロインが不良に絡まれてる的な?」


助けるべきだよな?いや待てよ、もしかしたらあの女性が何か悪さをしてそれで捕まえてる可能性も


「少し相手をしてくれって言ってるだけじゃねえかよ~」

「嫌です!」


あ、その可能性は無いわ


「・・・周りに衛兵らしき姿は無し、俺以外は見向きもしないっと・・・ほっとくわけにはいかないよな」


リュードさんなら絶対に助けに行ってる・・・

俺も出来るならあの人みたいに助ける人になりたい・・・出来る限りな?


「おい!その手を離せ!」


何か台詞を考えてた訳ではないからテンプレな台詞しか出なかった


「あん?なんだてめぇ?」

「通りすがりのお節介だ!」

「お節介野郎なんてお呼びじゃねえよ!ほら帰った帰った!」

「離してください!」

「その子嫌がってるじゃないか!」

「嫌よ嫌よも好きのうち!」

「そんなわけないです!!」

「否定してるぞ?」

「うるせえ!ええい!少し黙れ!」


男が女性に拳を振り上げる


「おいおい!」


俺は走って男に飛び蹴りをくらわせる


ドゴ!


「ぬぉ!?」


男がふらつく

勢いで女性を掴んでいた手も離した


「きゃ!」

「っと!はいはい俺の後ろに居てね~、あっもう少し離れてもらっていい?」


女性、ていうか女の子か?俺より少し下くらいかな?その子を俺の後ろの方に立たせる


「てめぇ、嘗めた真似しやがってぇ!!」


男が殴りかかる


「リュードさんの教えを試してみるか」


俺はリュードさんに教えてもらった事を思い出す


『相手が突っ込んできたら』


「先ずは引っ掻ける!」

パシッ

「ぬぉ!?」

俺は身体を逸らして足を引っ掻ける

ドタン!

男が勢いよく転ける

『相手が転けたら!』

「脚を踏む!そぉい!」

グニャ!バシッ!

「いっ!」

「ついでにそぉい!」

キーン!

「ぐふぉ!?」

脚を踏んだついでに股間に蹴りを入れる・・・これは痛いな


男は転げ回る


「んで?どうする?降参する?」

正直コイツ弱いんだけど・・・いやリュードさんが強すぎたんだな、比較対象が悪かった


「ふざけぼふぁ!?」


ふざけって言った時点で仰向けになった男の胸元を踏む


「お前状況わかってる?このままお前が気絶するまで痛め付けたって良いんだぞ?降参したら見逃すって言ってるんだぞ?」


踏む力を強くしながら脅す


「だ、れが・・・」


苦しそうに男が言う


「・・・はぁ、仕方ないか、んじゃ気絶してろ!」


ゴスッ!


俺は男の顔面を踏んだ

凄く嫌な感触だ・・・うん、もうやりたくない


「・・・・・」


男は鼻血を出しながら気絶した


「全く、えっと君大丈夫?」


俺は女の子を見る、てか逃げなかったんだ・・・


「は、はい・・・」


「なんか治安あまり良くないっぽいし早く家に帰りなよ?」


俺は男を引き摺りながら言う

なんで男を運ぶのかって?流石に放置は可哀想だろ?痛め付けたし・・・病院みたいな施設の前にでも放り出すよ


「じゃね」


俺は女の子のそう言って歩き出した・・・うん、良いことした後は気分が良いな・・・足に残る感触が気持ち悪いけど


ーーーーーーー


俺は町の人に病院の場所を聞いて男を運び込んだ

後は治癒士の人がなんとかするだろう


「んで?なんで付いてきてるの?」


「あ、その・・・」


何故かさっき助けた女の子が付いてきてた・・・これが漫画なら惚れたとかそんな風に言ってくるんだろうが・・・あ、もしかしてお礼を言いたいとかお礼をしたいとか?


「どうしたの?」


取り敢えず聞いてみる


「その、私・・・この町の住人じゃなくて・・・」


「なん・・・だと・・・?」


女の子の返答は俺の予想の斜め上・・・いや斜め下だった



カケルはリュードさんのお蔭でチンピラには負けないぐらい強くなりました

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