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出会い

「よっと!」



俺は鶏肉をハーブと一緒に焼きながら隣でウサギのステーキを焼く

更にもうひとつの火でピラフを炒めながらフルーツの盛り合わせを作る


「身体がレシピを完全に覚えてるな・・・おっ!」


『技能獲得』

『レシピ記録』


「新技能ゲット!そしてウサギのステーキとフルーツの盛り合わせ完成!」


先ずはこの2つを運ぶ


「ウサギのステーキとフルーツの盛り合わせお待たせしました!」


「あ、美味しそう!」

「まあ・・・」


魔法使いと神官が料理を見て頬を緩ませる


「まもなくチキンハーブとピラフをお持ちします!」


俺は直ぐに調理場に戻りチキンとピラフを仕上げる


「よし完成!お待たせしましたー!!」


俺はチキンとピラフを運ぶ


「いい匂いですね」

「そうね」


男が早速チキンに手をつける


スゥ


「あ、柔らかい」


ナイフでチキンを斬り

一口食べる


「・・・!美味しい!」


「このピラフもよく出来てるわね」


「ウサギのステーキも美味しいよ!」


「フルーツも良いものを選んでますね・・・甘いです♪」


どうやら好評の様だ


「ではごゆっくり!」


俺は調理道具の片付けをするために調理場に向かう



ーーーーーーーー


「これで完了っと!」


片付けを終える


チリンチリン♪


「はーい!」


受付のベルが鳴らされた、食べ終わったようだ


「はいはい!」


「支払いをお願いします!」


「はい、えっと食事は1人20銅貨ですから・・・80銅貨になります」


「銀貨からお願いします」


「はい」


俺は銀貨を受け取ろうとする


ガチャ


「おかしいね~勇者様が見当たらないね~」


そこにスイムさんが丁度戻ってきた



「見れなかったんですか?」


「そうなんだよね~一目見たかったね~・・・・ねっ!?」


スイムさんがお客さんの顔を見て驚く


「?」

「えっと?」


俺とお客さんがその反応に疑問を持つ


「勇者様だね~!!ビックリだね~!!」


「えっ?勇者?」


俺はお客さんを見る


「えっと・・・はい、一応光の勇者ですけど・・・」


お客さん困惑してるぞ


「まさか勇者様が家の店にいらっしゃるなんてね!!お泊まりですかね~?」


「いや食事でしたよ?」


「凄く美味しかったです!」


「勇者様にそう言ってもらえるなんて感激だね~!あっ!今から支払いでしたかね~?もしそうでしたらお代は結構だね~?」


「えっ?でも払わないと」


勇者さんが言う


「ありがたく奢られたら良いですよ、この人勇者様が来た店って宣伝する気だから」


「そうだね~♪集客効果が期待できるね~♪」


「は、はぁ・・・でも」


「店長が良いって言ってるんだから、ほら」


俺は銀貨を勇者に返す


「あ、はぁ・・・」


「あ、勇者様~握手してもらってもいいかね~?妻に自慢したいね~」


「良いですよ?」


スイムさんと勇者さんが握手する


そこに


「ルナ?騒がしいけど?っ!」


武道家の女がやって来た

そして


シュッ!


「どひゃあ!?」


ドシン!


武道家の蹴りがスイムさんの頬を掠めた

驚いたスイムさんは尻餅をつく


「ルナに触るな!!」

「ちょ!サナさん落ち着いてください!」


「痛いね~」


スイムさんが尻を擦りながら立ち上がる


「この変質者が」

「変質者!?私がだね~?」

「変な喋り方をするな!」

「サナさん!失礼ですし誤解ですから!」


・・・・・これは仲裁した方がいいな


「はいはい、武道家さん落ち着いて」


俺はスイムさんと武道家の間に入る


「退け!その変質者を退治する」


「えっとサナさんだっけ?少しは勇者さんの話聞いたら?」

この人猪突猛進って感じだな


「何を!」

「サナさん!!」

「!?」

「誤解ですから・・・」

「で、でも」

「でもじゃありません!彼はこの店の店長さんです!僕とはただ握手していただけです!」

「・・・」

「彼に謝ってください!」

「・・・」

「サナさん!」


「すまなかった」


「別に良いですね~勇者様を守ろうとしたのはわかったからね~」


「本当にすいませんでした!」


勇者さんはサナを引いて店を出ていった


「やれやれ、スイムさんも災難ですね」

「別にいいね~こういう経験も貴重だしね~♪」


心が広いのかお人好しなのか・・・


「ところであれって勇者様のじゃ?」


「えっ?」


俺は受付を見る、そこには財布があった・・・どう見ても勇者のです


「ちょ!ちょっと!!」


俺は財布を取って店を出る


バン!


「何処に行った?」


俺は周りを見渡す


「居た!」


少し離れているが充分追い付ける距離だ


「おーい!!」


・・・気付かないか

流石に町中で勇者様なんて呼ぶわけにはいかないよな

勇者の名前なんだっけ・・・確か・・・そうだ!ルナだ!!



「待って!待ってくれ!!ルナ!!」


「えっ?」


ルナが気付いた


「はぁ、はぁ、追い付いた・・・」


「貴方は先程の・・・どうしました?」


ルナが俺に近付く


「忘れ、物です・・・」


俺は財布を出す


「あっ!・・・・あぁ!すいません!ありがとうごさいます!」


ルナが財布を忘れたことに気づき受け取る


「じゃあそういうことで」


俺は宿屋に戻ろうと振り返った


「あの!」


「はい?」


ルナが俺を呼び止める


「貴方の名前を聞いても良いですか?」


「名前を?・・・別に構いませんが?」


俺は向き直る


「カケルです、あ~カケル・スギノ」


名字と名前は反対に名乗るんだよな?


「カケルさんですね!改めまして僕はルナ、ルナ・クラッチと言います」


「いい名前ですね」


当たり障りのない返答をする


「ありがとうごさいます、あのもし困った事があったらいつでも頼ってくださいね!!」


ルナの眼は燃えていた・・・すごいやる気だ


「じゃあその時はお願いしましょうかね」


「はい!」


「じゃあ俺は戻ります!」


「はい!ありがとうごさいました!」


俺は宿屋に戻った




ーーーーーーー


「ルナルナ珍しいね?頼ってなんて言うの」


魔法使いのメリーが言う


「彼が良い人でしたからね、料理も美味しかったです」


「・・・餌付けされた?」


サナさんが言う


「失礼なこと言わないでください!」


「はいはい、もう行きましょう?」


神官のメアが言う


「そうですね!次の町に向かいましょう!」




僕達はフルーの町を後にした





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