宿屋の仕事2
「いや~助かったね~」
スイムさんがそう言いながら俺にお茶をくれた
「いただきます」
俺はお茶を飲む
そう言えばさっきの調理で俺は料理人の職業を手に入れた・・・どうやら食事を人に提供して金を貰えば獲得出来るようだ
「スイムさんの奥さん凄いですね・・・あのレシピの細かい指示が・・・」
「アイツは料理には凄く拘ってね~私の胃袋もね~捕まれたね~♪」
奥さんの料理に惚れたのか?
「もうね~可愛くてね~聞きたいかね~?」
目が聞いていけよって言ってるんだけど?
「聞きましょうか」
「あの子はね~
スイムさんの奥さんの話を聞かされた・・・
凄く長かったから簡単にまとめよう!
奥さんとスイムさん出会う→奥さんが一目惚れする→お弁当を貰う→スイムさん惚れる→結婚
「それお弁当に惚れたんじゃ?」
「愛を感じたね~♪」
「まあ奥さんにも惚れてるのは間違いなさそうですね・・・」
俺はスイムさんの甘い話を聞きながらお茶を飲んだ
・・・・・・・・
宿屋で働き始めて3日経った
「よっ!」
宿屋の仕事にも結構慣れてきた
職業も手に入ったし
職業『宿屋』
技能はまだ手にいれてないけどな
「さて、シーツはこんな感じかな・・・んっ?なんか外が騒がしいな」
俺は空室から出て宿屋の受付に向かう
・・・・・・・
「スイムさん、なんか騒がしいんですけど?」
「カケル君!大ニュースだね~!!」
「どうしたんですか?」
随分とテンションが高い
「なんとこのフルーの町に勇者様が来たんだね~!!」
「例の光の勇者ですか?」
「そうだね~!!是非一目見てみたいね~!!」
「・・・店番してましょうか?」
「助かるね~!!行ってくるね~!」
スイムさんが高速で宿屋を飛び出した・・・
「・・・・そんなに見たかったのか・・・」
俺は取り敢えず受付に行き座る
「・・・暇だ」
皆、勇者見物なのか今は宿屋に誰もいない
「・・・・・」
そう言えばもうフルーの町に来て4日経つのか・・・ここで働き始めて3日・・・残りの4日をどうするかだ・・・
一応少しだが自由時間もある、そろそろ旅の準備をしておいた方が良いよな?
カランカラン!
俺が考えていたら不意に扉が開いた
「いらっしゃいませ!お泊まりでしょうか?」
俺は精一杯の営業スマイルで対応する
「あの、食事を取れると聞いたのですが・・・」
入ってきたのは四人組だ
「はい、食事のみも可能ですよ!4名様ですね?」
「はい!」
「ではこちらにどうぞ」
俺は四人組を食事用の席に案内する
(それにしてもこの四人は冒険者か?)
さっき話し掛けてきた子は俺より少し年下くらいの男だな・・・14、5くらいか?
その後ろには見るからに武道家!っていう女性と
神官の服を来ている女性と
魔法使いの服を来ている女性だ
(ハーレムパーティーか・・・モテて羨ましいね)
俺は四人組を席に座らせてメニューを見せる
今の俺ならメニューの全ての料理が作れる
「では僕はチキンのハーブ添えを」
男が言う
「チキンハーブですね」
男が注文を終えると連れの女性達も注文する
「ピラフ」
「ウサギのステーキ」
「果物を少々お願いします」
上から武道家、魔法使い、神官だ
「かしこまりました!」
俺は早速調理に取りかかった




