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悩みと相談と旅立ちと

リュードさんの特訓だけど・・・簡潔に言おう



かなりスパルタだった!!




「斧は腕で振るんじゃない!腰を使い!勢いを利用し!腕は振り子のように!!」


「はい!!」


「まだ腕で振っているぞ!あと素振り1000回!!」



・・・・・



「体力はあって困る物じゃない!走れ!限界まで走れ!むしろ限界を越えろぉぉぉぉ!!」


「村を、もう、10週、して、ます、けどぉ!?」


「あと20週!!」


・・・・・


「相手がマトモに戦うとは限らない!賊なら多対一もありえる!素手で戦え!目潰しを使え!卑怯?勝てば良いんだ!!」


「リュードさんやり過ぎですよ!?カケルさん気絶してます!!」


ボコボコにされた俺をステラさんが治療してくれた


・・・・・


「調合と錬金は別物だ!!これは覚えておいた方が色々と役立つぞ!!特に薬草関係!!」


「いや流石にその薬草の量は多すぎっす・・・」


アランが指摘する


「アラン!ついでにお前も鍛えてやる!!」


「ア、アッシもですかい!?ちょ!まっ!?いやぁぁぁぁぁぁ!!」



・・・・・・


「もっとだ!もっと熱くなれよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」



「リュードさん!薪が燃えてますってぇぇぇぇ!?」



・・・・・




何だかんだで鍛えはじめて1ヶ月経った



「はぁ・・・はぁ・・・」


「よし!今のカケルならこの辺りの魔物は余裕で倒せるだろうしチンピラにも余裕で勝てるな!」


やっとリュードさんから合格を貰った


「あ、ありがとう・・・ございました・・・」



俺はグッタリしながら礼を言う



「ふっ、久々に燃えちまったよ・・・」


「本当に燃えましたね・・・薪が」


でも本当に強くなれたのがわかる・・・身体も前より引き締まったし・・・


「んで?合格は出したがいつ出発するつもりなんだ?」


「貯金も大分貯まったので明日にでも出発しようかなっと」


銀貨20枚あれば暫く持つよな?


「そうか、明日か・・・なら今日はもう休んだ方がいいな」


「そうします・・・」



・・・・・・・



俺とリュードさんは家でくつろぐ



「・・・・・・・」


「どうした?人の顔をじっと見て」


「いぇ・・・」


俺は今、罪悪感を感じている・・・村の皆には記憶を取り戻すために旅に出ると言ったけど・・・実際は俺は記憶喪失なんかじゃない・・・皆を騙してるんだよな・・・


「何か悩んでるみたいだな?」


「・・・・べ、別に」


俺はリュードさんから視線をそらす


「・・・・・カケル、お前が記憶喪失じゃないのは俺は気付いているぞ?」


「・・・・・・・・えっ!?」



なっ!はぁ!?えっ!?


「な、なんで!?」


「自分の名前を覚えてる様な記憶喪失があるか?物語じゃあるまいし」


「それじゃなんで俺を助けてくれたんですか?」


「前も言ったろ?困った奴を放っておけないんだよ・・・・お前が困ってるのは本当みたいだったからな」


「リュードさん・・・」


「悩みは解消できたか?」


「・・・いえ、まだですかね・・・あの、リュードさんおかしい話かも知れませんが聞いてもらっても?」


「いいぜ?何でも言え」



俺はリュードさんに話した・・・俺が異世界から来たことを



・・・・・・



「普通なら正気を疑うぞ?」


「ですよね・・・」


「だが、本当の事なんだろ?」


「信じてくれるんですか?」


「今の話を聞いて色々納得したからな・・・記憶喪失じゃないのにこの世界の事を知らないのも納得できた」


「・・・黙っててすいませんでした」


「仕方ない事だろ?こんな話は普通は信じられないんだからな」


「・・・・・・」


「まっ、これでカケルは気分良く旅に出れるな!」


バシッ!


「いてっ!?」


リュードさんが俺の背中を叩く


「安心しろ、短い付き合いだが俺はお前を信頼してる・・・お前の事を信じている・・・だからそんな暗い顔をするな!明日の晴れ舞台を笑顔で迎えろ!!」


「リュードさん・・・はい!!」



・・・・・・



翌日


「よし!では皆さん!お世話になりました!!」


俺は荷物を積めた袋を担ぐ


「おぅ!気を付けろよ!」


リュードさんが言う


「貴方に加護を・・・」


ステラさんが祈る


「狩りの基本を忘れちゃダメっすよ!」


アランが手を振る


「気を付けて!」

「いつでも帰ってこい!」

「兄ちゃんまたね!!」



村の人達が見送ってくれる


「お世話になりました!!また会いましょう!」


「おいおいそうじゃないだろう?」


俺の言葉にリュードさんが意見を言う


「えっ?」


「こういう時は『行ってきます』だろ?」


「あっ・・・・・・・はい!行ってきます!!」


『行ってらっしゃい!!』



俺は村の皆に見送られながら村を出た




取り敢えず近くの村を転々と移動しながら王都を目指そう・・・


そこなら何かわかるかも知れないから



「方角は・・・ここから北か・・・北はアッチだな!」



俺は歩く・・・次の村を目指して



1章



NEXT

2章

王都を目指して


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