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琉伊のまじかるクッキング☆

 渚はいつだって一生懸命。

 たまには琉伊だって何かしたいのだ。

「まず、食材を準備するのだ!」

 るぅるぅのおなかから皮袋を引きずり出す。イロイロもってきてはあるのだ!

「まずは琉伊の世界からもってきた、『粉』!」

 こっちの世界で言う一キロほどなのだ。

「も一個『粉』!」

 コレは甘味料なのだ~。

「そして! 『パタパタのたまご』!」

 ふにんふにんと柔らかいから温めるか冷やすかして硬化させてから殻を割るのだ!

「コレは『大げこげこの体液』! 魔法使いが加工した奴なのだ!」

 材料は万全!

 蓋付きお鍋を火にかけて、粉を混ぜてふるって、

「たまごを粉に混ぜるのだ!」

 ぬくもった鍋の底でたまごを熱して割るのだ!

 む!?

「孵る直前たまごだったのか?」

 肉っぽいのだ。

 少し悩む。

 使用可、か不可か。それが重要なのだ。

 とりあえず。

「『大げこげこの体液』と混ぜるのだ!」

 体液の入ったビンにたまごの中身をぼとんと落とし、しっかり蓋をして。

「れっつ! しぇいくなのだ!」

 重力圧縮魔法かけつつれっつしぇいきんぐ。魔力栄養たっぷりなのだ~~♪

「く~っきんぐ、くっきんぐ。薄い白黄色になるはずが薄いピンクなのだ!」

 かわいい色だからいいのだ♪

「コレと粉を混ぜて焼くのだ!」

 混ぜる。

 混ぜる。

 混ぜるのだ!

 ボウルに入れて、混ぜるのだ!


 そしてお鍋に投下なのだ!



『ぐぎゃああああああ』



「るっ?」


 鍋にタネを落としたら絶叫なのだ。

「おかしいのだ」

 こんな鳴き声は出ないはずなのだ。

「おかしいのだ! 鳴き声は『にゃー』のはずなのだ! 『粉』間違えたのか?」

 渚に喜んでもらおうとくっきんぐなのに!


 何が悪かったのだ!?


『キラキラを探して〜うろな町散歩〜』

http://ncode.syosetu.com/n7439br/

渚ちゃんお名前借り。


きっとこのあと叱られる。

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