表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ゆめのなかでキミとおはようを

作者: 河内三比呂

冬の童話祭に参加したくて、書いてみました。

よろしくお願いいたします。

 キミと会うのはいつも、ゆめのなかでした。

 ゆめだから寝ているはずなのに、キミと会うと必ず「おはよう」とあいさつをします。

 なぜなら、ゆめのなかの世界はいつも朝から始まるからです。

 今日もキミと会います。


「おはよう」


「おはよう! 今日はなにをしようか?」


 ボクは小さい声で、キミは元気な声で「おはよう」と言います。

 そしてキミはいつも、ボクになにをするかを尋ねます。

 だから、その日の気分でボク達の遊ぶ内容が変わります。

 でも、不思議な事があります。

 それは……起きたらいつもキミの姿が思い出せないことです。

 ゆめのなかでは、くっきりとしているのに。

 ゆめのなかのことは覚えているのに。

 なぜだか、キミの姿は起きたらあいまいです。


 ボクはいつも起きると寂しくなります。ずっと寝ていたいと思います。

 ゆめのなかでは、みんな幸せだから。

 ゆめが現実になればいいのにとすら思います。


 そんな日々が続いて、ボクは思いました。

 本当に、ゆめを現実にしてしまえばいいのだと。

 ボクは、ゆめのなかのような平和な世界をつくると決めました。

 そのために、ボクはお勉強を頑張ることにしました。


 いつか……ゆめのなかのキミに、胸を張って「おはよう」を言うために――。

読んで下さり、ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ほのぼのしました。 頑張れ!
2023/12/28 10:27 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ