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一転

作者: 木下きみ

ハナから否定してしまっているのかもしれない。

受け入れて、かみ砕き、違う側面から見てみれば、

それはもしかしたら良いことなのかもしれない。

世の中、不愉快なことばかりだ。


突然のゲリラ豪雨。

服は濡れ、靴下が水浸しになり、足の指の間を深いな感触がぬるぬると包み込む。

あぁ腹立たしい。


肩に落ちてきた鳥の糞。

べたついた白い糞は、拭っても拭っても、そこにあった事実が頭の中から消えない。

まったく不快だ。


顔面に降り注いできたスマートフォン。

それまで見ていたい動画が痛みを残して、どこかに飛んでいく。

なんだよ、もう。


あぁ不愉快だ。不愉快だ。

けれど。


私は、雨に、糞に、痛みに学んだ。

一思いに濡れる清々しさ。

友人との会話のネタができた高揚。

普段なら見もしないであろう動画の新鮮さ。


物事は気持ち一つで一転するのだと、私はそれらから学んだ。

お読みいただきありがとうございました。

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