テスト勉強 前編
季節は梅雨になり6月を迎えていた。
来週からは期末テストだ。そういえば、この前の進路調査票には、書くことがなかったので、しぶしぶ進学と書いて提出した。
「雨強いな、今日の部活は室内だな、これは」
そういって、裕太は部活に行った。
僕は、雨が少し弱まるまで、教室でテスト勉強しようと思った。
20分が経った、、
雨のせいにしたいぐらいに勉強がはかどらない。
今日はもう帰った方がいいのか、雨が少し弱まっていた。
テスト5日前というのもあり、全部活動は休みになる、そのせいか僕は裕太に放課後に勉強を教えてくれと言われた。
僕に教えれるほどの力があるのだろうか、、、
「なぁ、ここはどうやって解けばいいんだ?」
「ここはこうやってすればときやすい」
「さすが優」
「授業で先生が言ってたこと言ってるだけだぞ」
「しっかり聞いてるのがすげーよ」
「じゃあ、授業中寝るなよ」
裕太は授業中寝ているくせに、赤点は絶対に取らない。不思議だ、イケメン補正という奴だろうか。
まったくうらやましい限りだ。
「江田くんそこの窓閉めてくれない?」
「はいよー」
「あんな人いたっけ?」
そう小声で裕太に聞いてみた。
「優知らねーの?早瀬さんの唯一といっていい友達だよ」
「へー、初耳だ。名前は?」
「橘舞華だな」
夜チャットで、早瀬さんに聞いてみようとおもった。
その日の夜、、
「早瀬さん、聞きたいことことあるけどいい?」
5分ほどして、返信が来た
「なに?」
「早瀬さんて、友達いたの?」
「いるわよ、私にも友達の一人くらい」
まーそうだよな、
「橘舞華さんだよね?」
「そうだけど、それがどうかしたの?」
今日初めて存在に気付いたとは言えないなー、、、
「今日、裕太教えてもらったんだ」
「江田君?どうして彼の名前が出てくるの?」
「放課後勉強してたんだ、それで日直の橘さんに窓を閉めるように声をかけられたんだ。そしたら裕太が早瀬さんと友達だっていうから」
「それで、気になって聞いてみたと?」
「わるいか?」
「いいけど、私に友達がいないなんて思ってたなんて失礼だなと思っただけ」
「それはすまん」
「代わりに勉強教えてくれない?数学できないの」
「教えれるほど頭良くないと思うんだが、、」
「舞花も呼ぶから」
「理由になってなくない?」
「よろしく」
そう言って、その日のチャットは終わった
拒否権なしかよ、、
素直にそう思った
次の日、、
天気は昨日の雨とは打って変わって晴れと清々しい
こういう日は早く帰りたいのだが、そうもいってられない
なぜか僕は部活のない裕太の勉強を見ないといけないらしい、、僕がいなくてもできるだろうに
「よし優、やろうか!」
そういって、勉強が始まった
僕いなくても1人でできるだろと言いたくなったがやめた
しかし、顔に出ていたらしい、裕太に「優、頭いいし、話し相手欲しいじゃん?」と言われた
頭は良くないんだが、話し相手は多分できるだろうと思いながらテスト勉強をはじめた
しばらくして、教室をなんとなく見渡してみることにした。教室にはテスト勉強だろうか、それともただの雑談だろうか、両手の指で数えれるくらいの人が残っていた。
すると、ある人と目があった、ニコッと微笑んでくる。良い予感がしないなで、目を逸らして開いていた問題集に目線を戻す
すごい視線を感じるなか問題を解いていると、視線を感じたのだろうか、
「おい、優、こっちをなんかすごい目で見てる人いるぞ」
そう小声でいってくる
「裕太に気があるんじゃないか?」
「いや、それは絶対にないな、あの人に限って」
「そうか、」
そう言ってちょっと勇気を出しもう一度すごい視線を送り続けてくる人を見る
当然目が合う、そしてこっち来いと目で訴えかけてくる
断るのは無理そうだ、
「ちょっと行ってくる」
そう言って席を立つ
去り際に裕太に「モテ期到来か?」と言われたが無視した
そして、僕は呼ばれた人のとこへ行く、
「奥手くん勉強みてくれるって言ったじゃん」
言ったっけ?
「今からで良いから数学教えてくれない?」
「裕太いるけど、」
「大丈夫、こっちも舞花いるから」
そういえば舞花さん呼ぶて言ってたな、、
そうして、4人での勉強会が始まった
嫌な予感しか、しない…




