表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

私の1ページ

私の1ページ_24

密かに練習していた曲を入れる。

クラス会でカラオケに行くことに決まってから繰り返し聞いていた。

人づてに聞いた、彼の好きなアーティスト。

その3番目くらいに有名な曲。

“あれ、この曲歌うってことはもしかして好きなのかな?”

と彼が思って、

“ドラマ主題歌から知って、いい曲だなと思ってベストアルバム聞いてたら他の曲も素敵だなと思い始めた”

みたいな口実になるような曲。

彼が好きだから聞き始めたわけではないとしたいのだ。

たまたま、趣味があうね!としたいのだ。

本当は歌詞もタイミングも完璧だけど、“よく聴く”くらいの曲ならば、歌詞はわりと曖昧だから視線の先は画面のままにする。

イントロが流れ始めると、部屋の向こうで会話していた彼がこちらに顔を向けたのを視界の端に捉えた。

歌い出すために息をすう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ