あれ、この部活っていつから百合ゲーになったんだっけ。《番外編》
これ結構事実もとにしてますからね?
私の身の回りの。笑
ぜひぜひお楽しみください☆
これはある日の練習後である。
「これで合奏を終わります」
「「「ありがとうございましたー」」」
練習は終わり、私が楽器を片付けていたとき。
「ルリ先輩!」
ふと顔を上げると、そこには俺の嫁...じゃない、愛莉ちゃんが立っていた。相変わらず可愛いなー♪
大会が終わってからクラもかなり上達してるし、今後に期待期待っ☆
「んー、どしたのー?」
「あの、今度の日曜日、もし良かったら映画見に行きませんか!?」
「!!!!」
えええええええええええええええええええっっっ
これは、これはもしや....
デートのお誘いではありませんかぁぁぁっ!!
落ち着け、落ち着くんだ、私。日曜日か...よし、何もなかったハズ!
「行く!映画見に行こう、愛莉ちゃん!」
「(パアァァァァァッ)ありがとうございます!詳しい事は後で連絡しますねっ」
そう言うと、愛利ちゃんは去っていった。
あー、生きてると良いことあるんだなー♪
帰り道。偶然沙耶に会ったので、一緒に帰ることにした。
「そーそー、沙耶聞いてー!」
「どうしたの」
「この度、愛莉ちゃんに映画に誘われましたっっ」
「おー。良かったねー。(棒)」
「もー、ひどいなあ」
「ほんと良かったね。デートのお誘いじゃん。」
「そーなんだよー!おデートだよ!(うへへ)」
「浮かれすぎww」
そして数日後、の夜。
私は全く眠れないで居た。明日は大ッ切な日なのにぃぃぃ。
愛莉ちゃんの私服どんなのかなーとか、映画見ながらポップコーンとる手が触れたりとかしないかなーとか考えてると、どんどん頭が冴えていくよー。
躍る心を必死に落ち着かせて眠った。
翌朝。
待ち合わせの時間、10時30分。そしてただいまの時刻、10時。
早く来過ぎちゃったー☆
愛莉ちゃんが可愛い系で来ることを予想して、今日の私はパンツスタイル♪シンプルで大人っぽく決めてみましたww
そして15分。あ、愛莉ちゃん来た!
「こんにちはっ!」
パステルの花柄スカートに、肩出しの白いブラウス。頭には可愛らしいリボンカチューシャが、胸元には花の飾りが付いたネックレスが、細くて綺麗な足元には、リボンの付いた可愛いサンダル。
ヤバイ、頭のてっぺんから足の先まで全てが可愛すぎるぅぅぅぅっ
「じゃあ、行こっか。」
「はい!」
映画は1時からなので、映画の時間まで映画館近くのショッピングモールで買い物をすることにした。
あり?
あああああそこにいるのはっ
付き合ってるって噂の花音ちゃん&ゆりちゃん!!!!!!!
手なんかつないじゃって、楽しそー ヒューヒュー
めっちゃ微笑ましぃゃぁぁぁぁ
あー、良いモン見れたわーーー
「先輩、あそこの店可愛くないですか!?」
「可愛いー!行こー!」
私達が入ったそのお店は、アクセサリーや雑貨、洋服に靴など、女の子らしい可愛い商品がたくさん並んでいた。あ、この服可愛いー愛莉ちゃんに着てもらおー
「ねぇ愛莉ちゃ...」
「先輩っこの服着てみて下さい!」
「えっ」
・・・・
楽しいランチをして、私たちは映画館に行った。
え、ナニコレ。
めっちゃ行列できてるんですけどぉ~!?
「先輩...。これ、映画見れますかねー...」
ああ、愛莉ちゃんもがっかりしてる...
「大丈夫だよ!急いでチケット買わないと!」
「は、はい!」
とは言ったものの、人がとても多くて、なかなか買えない。時間もどんどん過ぎて、映画の上映まで
あと5分になちゃった。
やばいやばい。この映画めっちゃみたいって愛莉ちゃん言ってたし、もし見れなかったら絶対がっかりしちゃうよー。今日のデート台無しになちゃうううう
と、1人で悩んでいると、店員さんが出てきた。
「1時上映の〇〇を見られるお客様はこちらにお並びくださーーいっ」
「愛莉ちゃん、行こ!」
私は慌てて愛莉ちゃんの手を引っ張り、行列の中を潜り抜りぬけ、なんとかチケットを買うことに成功
・・・・
帰り道。
結局、私が想像してたような、ポップコーンも何もなかったけど、ほんっと楽しかったなー♪
「愛莉ちゃん、今日楽しかったねー」
「はい!本当にありがとうございました!」
楽しくおしゃべりしながら帰っていると、あっという間に愛莉ちゃんの自宅前到着。
「家まで送ってくださって、ほんとありがとうございます!」
「いいよいいよー 私も今日誘ってもらってめっちゃ嬉しかったし」
彼女を家まで送るのは常識だしねー♪
「あの...先輩、これっ」
「え?」
と、いきなり渡されたのは、水色のリボンが付いた可愛いイヤリング
「これ、今日のお礼です。楽しませてもらったし!私もそれのピンクで、おそろいなんですけど...」
な、な、ななななな、なんですとぉぉぉぉ!!?
おそろい?こんな可愛いイヤリングを?しかも愛莉ちゃんのサプライズで?お、おそろい....
やばい、なにかしら言わないと。でも、言葉が出ないああああ
「おそろいとか、馴れ馴れしいですよね。あっなんならもう1つの方も」
「愛莉ちゃん」
「はい」
「ありがとーーーーーーー!!!!!!!!!」
私は思わず愛莉ちゃんに抱きついた。
「ちょっと、先輩///」
「一生大事にするね!!めっちゃ嬉しい、ありがとう!!」
「ありがとうございます!」
はあ、ほんっと可愛いぁぁ、愛莉ちゃん♪
・・・・
「で?デートどうだったの?」沙耶が聞いてきた。
「え?ふふ、もーさいっこー--!!!!」
「そっかー良かったねー」
「うん!」
「私もデートとか誘ってみよっかなー」
「え!?沙耶って誰かと付き合ってんの!?」
「あ、言ってなかったっけ?私、わこちゃんと付き合ってるよもうそろそろ半年くらいたつっけなー」
なんですとおおおおおおおお!!!!!
まあ、そんなこんなで、以上私の近況報告番外編、でした!!
ありがとうございました☆☆