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閑話〜彼は何者なんだ… 後〜

〜ローグ視点〜 


薬の供給が進み治療体制も安定している、このまま行けば病の収束は近いだろう‥


「まったく一時はどうなるかと思ったが、何とか薬も足りそうだな」


「その様だにゃ、エルダ殿はどんな感じだにゃ?」


「大和さんも何とか作り終えそうです」


「いやー本当に大和殿には頭が上がらないですなぁ」


「うむ…しかし本当に彼は何者…」


「長ー!」


「どうした!何があった!」


「それが…」


どうやら鳥人と森鬼族の者が治療を請いに来たらしい


「あの引きこもり共がにゃ!?」


「それで数は?」


「約10万、それに加えて各地から様々な種族が集まっております、さらに南から人魚族が来ているとの話もありますので多くみて約30万…」


『30万!?』


「くっ…エルダ殿…」


「どうなるか分かりませんが出来る限り増産します…では一度村に帰ります…」


「普段あれだけ引きこもって置いてどの面下げてるにゃ…」


「んむ…確かにそうだがそうも言ってはおられん、治療体制を改めねば…」


そこからが再び地獄だった


「長!どうやっても人手が足りません…」


「くっ…鳥と森鬼族にも人を出させろ、それ以上は耐えてくれ‥」


「長…」


正直これ以上はどうしようも無い…


「ローグ!薬は出来ました」


「はっ!薬ができた‥何セットですか?」


「もちろん追加の30万セットです、まあ大和さんが覚醒しまして‥」


「そうだ!大和殿に治療の手伝いをしていただけないか?」


「んー…一応大和さんも余裕があると言ってましたので頼んでみます」


その後エルダ殿が大和殿を連れて来て治療を始めたと報告が来た


「正直大和殿1人でどこまで治療が進むか未知数だが、現状よりは良くなるだろう」


「薬をあれだけ作った後に治療までするなんてもはや聖人にゃ」


「ところでこの事が終わり次第だがちょっと相談したい事がある」


「んにゃ?それはいいけど何の話にゃ?」


「今ここには4種族の長と7種族の民が集まっている…これはエルダ殿が言っていたのだが…亜人の国家を作ろうと考えているらしい」


「亜人の…国家ですかな!」


「とうとう長耳族が動くのかにゃ!」


「それはすごいことになったのー」


「かつて200年前我々の先祖は国を作ろうとして失敗した…それは納める王がいなかったからだ」


「まさかエルダ殿は‥」


「そうだ…大和殿に王に就いてもらう気らしい…」


「そう考えれば今回の一件は絶好の機会だにゃ」


「民に好印象を与え、我々に恩を売る…」


「まあ全部エルダ殿の策だろう…彼は純粋だと聞いている」


「どちらにしてもここで決める話では無いと思うにゃ」


「それはそうだな、ただ今度の会議に向けて意見を統一しておきたい」


「ローグ殿は彼を王と仰ぐ気で?」


「迷っている…会って決めたい」


「拙者も同じですな」


「結局会うまで何も言えないにゃ…」


「そうじゃの…」


そんなふうに話していたのだが…


『!?』


「何にゃこれ!」


「ん?高密度?いや大量の魔素が1点から広がっておる」


「一体何が…」


「ん?これは回復魔法じゃのー」


「これがにゃ?だとしたら何でこんなに魔素が…」


「大和さんが回復魔法をこの平野全体にかけました」


『エルダ殿!?』


「急な魔素の移動で驚かれていると思いまして…」


「大和殿はこれだけのことが…その、出来るのか?」


「ええ、我々長耳族でもあそこまでは‥」


「まさかのにゃ…」


「会ってからにはなるが、現時点で我ら犬人族は大和殿を王に仰ごう」


「!?ローグ殿、抜け駆けはずるいにゃ、我ら猫人族も同じく王に仰ぐにゃ」


「では、拙者ら蜥蜴人族も王として仰ごう」


「フォッフォ、儂等兎人族も同じく」


「我々長耳族も王に仰ぎます」


こうして知らぬところでいつの間にか王に内定させられていた大和であった…

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