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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

屋根裏部屋殺人事件

屋根裏部屋殺人事件


♦︎


18日未明 近隣住民からこの人の家の前を通る度に異臭がするとの通報があり 警視庁が家宅調査実施したところ屋根裏部屋から1人の腐敗した遺体が見つかった


死体遺棄の容疑で この家に住む 秋谷駿を現行犯逮捕した この件に関しては知らないの一点張りで容疑を否認している


屋根裏部屋の遺体の身元調査が現在行われている 


辺り一帯には警視庁の立入禁止線が引かれ周りの住民も驚いている マスコミも駆けつけ 辺り一帯は騒々しい雰囲気である


近くの家の人から 秋谷容疑者の調査を実施していくと本人は家から異臭するのを期になっていて清掃業者を呼ぼうと思っていたとのことを近隣住民に話していたようだ


「秋谷さんをどうもわれていましたか?」

報道陣が問う

「ええ、優しい人でしたよ 毎日花の水やりをして 通学路の子供の安全を見守っている青年でした 警察にも話したのですが、本当に秋谷さんが人殺しなんてしたのでしょうか?」

隣家の人が答える


そういえば、、、とお隣さんが言う


その一言で報道陣が振り返る


「異臭がするようになってから、洗濯物は部屋干しする用にしていました」


♦︎


世田谷警察署


18日午前10時

お隣の甲斐大和さんが隣の家が二週間前から異臭がするんですけどと通報があっった 


甲斐大和さんの家を訪ねた時には すでに当物件からは異臭が漂っていた

「すみません お隣さんの件なんですが、、、」


捜索状の手配をした後 秋谷さんの家に警察が入っていく 「秋谷さん、いますか?」

眠たそうに欠伸をしながら出てきて警察の手帳ではっとしている


「ボクタイホーですか?」そうなるかもしれませんねって感じで警察が見つめてきている

ゾロゾロと警察官が部屋に入っていき あたりを物色している 屋根裏へ通じる2階に上がると異臭が漂ってきた


「秋谷さん 屋根裏部屋見せてください」


屋根裏部屋?どうぞ好きにって感じに秋谷は入り口を教えた 紐を引くと階段が現れるタイプの階段のようだ ウィーン


自分がベランダに入ったのはこの家来てから1回も入ったことがないと口を荒げていた


すると、異臭が強くなり始めた ハエも飛んでいるようだ 秋谷は何??って顔で覗いている


「秋谷さん アナタを死体遺棄の容疑で現行犯逮捕します」と口にハンカチを当てて言われた


「え?現行犯逮捕?」秋谷も混乱しているようだ


秋谷は警察署の乗り物で警察署に向かって行った 後は鑑識が捜査するとのことでみちには規制線がはられた



遺体は所々腐食していて 虫が沸いている 鑑識が捜査をすると 屋根裏部屋の窓が壊れており 外から渡し板をすれば侵入可能になっていた


その奥にはお隣さんが住んでいるベランダが見える 


窓は手前に引けば簡単に開いてしまうタイプで 強風が吹けば空いてしまう構造になっていた


「後でお隣さんに話を聞きに行かなくてはいけませんね」


使われていない屋根裏部屋には 被害者の身元を判別できるようなものはなかった 被害者は男性 身長が180センチ程度とみていいだろう 窓にたいして並行にひかれていた


死亡推定日時は 10日午後9時から日付変わる0時までとなった 



「警視庁です お話を聞かせてください」


甲斐さんの家に3人くらい警察官が入り込んでいき話をききにきた


「甲斐さん 今月10日にはどこで何をしていましたか?」


10日は友人に家を貸していました ボクは鬼怒川の東武系列のホテルでのんびりしていましたと甲斐さん話してくれた


「その家を貸したご友人の名前を聞かせてください」


秋永真一あきながしんいち 23歳 大学生 男性 住まいは西東京市


元居大輔もといだいすけ22歳 大学生 男性 住まいは埼玉県所沢市


本橋一郎もとはしいちろう24歳 無職 男性 住まいは神奈川県横浜市


その3人に家を貸したと言う なぜなら後輩たちが卒業記念に家でパーティしたいらしくて 家を貸したと説明


「鬼怒川温泉にはご1人で行かれたんですか?」


いや、 野辺山幸助のべやまこうすけ26歳 大学生 男性 住いはこの家 と行ったと言う 


「その同棲していた人とも話を聞かないとですね 今その方はどちらにいらっしゃるんですか?(小声)このホテルに甲斐大和と野辺山幸助で10日前後で探してみて」


甲斐は野辺山の帰り時間は知らないと答えた いつもうろうろしてる系なので 腹が減ったら戻ってくるんだと説明した


3階に上がると奥には1人ベットの個室が2部屋 お風呂もある 甲斐大和の方からは真っ直ぐの位置にベランダと屋根裏部屋が真っ直ぐ繋がっている 野辺山幸助の部屋からは道路沿いが見えるがここで大きな進展 隣の家まで届きそうな梯子が設置されていた



成果を警察署に持ち帰り捜査が始まった


10日に身元不明の男性が秋谷氏の屋根裏部屋で見つかった事件で 埼玉県警と神奈川県警と栃木県警に捜査を協力してもらい 進めていく


10日鬼怒川の東武系列Kホテルからは2人で止まったことが書かれている ホテルからは捜査協力に乗ってくれた


秋永真一・元居大輔・本橋一郎どれも12日以降家に帰ってはいなくて行方をくらましている


遺体の顔写真を甲斐大和に見せたところ この男性は知らないなあと言うことだったので第三者の可能性があると言う 警視庁でも3人のモンタージュ画像とは似ても似つかないとのことだった


犯人は家の住民 秋谷ではなく 甲斐家で殺害された男性がベランダを通してベランダの先の個室で発見された 


推測される案は 甲斐氏の家でパーティーが実施され 当初の予定の3人を上回る人が家に出入りその1名が殺された と言う案が警察内で出された それなら納得である それか 酒に酔った3人のうち顔が歪むほど暴行を受けた1人ではないかと言う案も出た



羽田空港で警備中の警察官が元居大輔と秋永真一に似た男性を発見 検問にかけたところ同一人物とみなされた 2人は沖縄への旅券を所持し 検問を潜る予定だった


2人は世田谷警察署に任意同行され 20日午後に到着した


「本橋一郎さんはご一緒じゃないんですね?」と声をかけた突然 元居大輔が泣き始めた あいつ今どこ行っちゃったのか探しても見つからないのですと、酒に酔って記憶を失い その間に殺したならこれで辻褄が合う


「ご確認ですが、10日 あなたたちは甲斐大和さんの家でパーティを開いてたと言うことで間違いありませんね?」と刑事が問う


2人はうなずいた


2人はあらかじめどちらかが 秋谷氏の屋根裏部屋の窓が故障していることに気付いた甲斐氏または野辺山氏から話を聞いていた そしてちょうど3人で酒に溺れたところで口論になり どちらかが本橋一郎を殺害 2人で協力し家から屋根裏部屋に運び出したと言う訳だ


あってるかね?


2人は顔色を変えなかった


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