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1話 神になる資格を得たの

自己満足な作品ですが、気になら点があったら指摘ください









「なぁ涼平、お前昨日のクイズ番組見たか?かなりむずかったよな?」




「そう?そんなに難しくはなかったと思うけど?」




「お前からすれば全部簡単になるんだよ。さすが模試1位だな、考え方が違うぜ。」




「祐介は2位じゃないか。」




僕の名前は松本涼平、少しだけ頭のいい高校2年生だ。そして僕と会話をしている男は服部祐介、同じく高校2年生だ。



僕と彼の仲は良く、小学校2年生の時から良くつるむようになった。僕と彼は頭がいい方だが、幼少から空手や剣道など武道を嗜んでいたので、よく喧嘩をしたりもする。



僕も彼も周りからは力が強く、頭の良い才色兼備な2人組とされているが、僕等は互いのこと以外は目にもかけていない。まぁ所謂サイコパスである。



他人がどうなろうとも気にしないし、それを周りに隠す演技力を持っている。おそらく目の前にトラックにはねられそうな幼子がいても無視するだろう。それほどに他人の事などどうでもいいのだ。




模試が返されて周りからちやほやされながら下校している途中だった。僕等が召喚されたのは。




いきなり僕達の足元に直径2mほどの魔法陣と思しき図が光り輝き、僕達2人の体を包み込んだ。




「おいっ、涼平!どういう事だっ!」




「知らんよ、そんな事。祐介こそ知らないの?」




そして僕達は意識を落とした。






目を覚ますと辺り一面真っ白な世界に黒髪ロングで、ドレスを着ている美人と白髪で十二単を着ている美人が立っていた。



見渡すと祐介も横にいるではないか、僕は祐介を強引に起こすと周りをチョロチョロと見渡すとえ?どういう事?みたいな目で僕を見てくる。




「え?どういう事?」



言ったよ、口に出さなくていいのに。




「いや、知らんよ」



僕はとりあえず2人の女性に声をかけることにした。




「あの、すみませんがここどこですか?」




「ええ、2人が目を覚まされたので今から説明いたしますよ。」



「私は地球とは違う世界であるレーベスの神をやってるカタルシスよ」



「私も同じくレーベスの神をやってるオーメンって言うんだ。」



十二単がカタルシスさんで、露出度高めのねーちゃんがオーメンさんか。



「まぁとりあえず説明するけど、質問は後にしてね。貴方達は新たな神になる資格を得たの。そのために序列を決めないといけないんだけど、序列を決める戦いをこれからやってもらうわ。はい、質問どうぞ!」



「新たな神になる資格を得たってどう言う事ですか?」



カタルシスさんはうーんと唸りながら

「地球でもレーベスでもない世界である神が死んじゃったのよ。それで新しく神になる資格のある人間を異世界から呼び出して召喚しようってなったのよ。」



ふむ、ならば資格とはなんだ?



「その資格ってなんですか?何か特別なものを持ってるとかですか?」



「いえいえ、いたって簡単よ。強靭な魂、すなわち強いメンタルを持ち他人に非情になれる人。これだけよ。貴方達は互いの事は信頼してるけど他人に関してはどうなろうと知ったこっちゃないでしょ?それでいいのよ。」



「それにね、下界の人間はみんな何かある度に神様神様神様神様!うるさっいんだよっ!こっちだって世界管理の仕事があんだよ、面倒事持ち込むんじゃねえよっ!って話になりましてね。下界の人間のクレームを聞いてもなんとも思わないような人間を神にしようって創造神様が決めちゃってね。」



お、おう。怒涛の連続で愚痴ったな。


それにしてもひどいな、僕でも他人に少しくらい情は沸くさ



「まぁそういうことです。引き受けてくれますか?」



「いやいやいやいや、まだ全然詳細教わってませんよ。序列を決める戦いってなんですか?」



「あ、ああ祐介君、涼平君今から説明するつもりだったんですよ。」



目泳いでんぞカタルシスさん。



「まず貴方達には勇者か魔王になってもらいます。勇者は人間に転移し、魔王は魔物モンスターとして転移してもらいます。


勇者のメリットは

・初期値が高い

・小さな人間同士で群れる事で戦力になる


魔王のメリットは

・初期値が低いが進化を繰り返すと強くなる。

・最初に死なれたら困るのでサポート機能をつける事が可能


こんな感じですね。勝負内容は先に死んだ方の負け、死んだら私たちがある神界に魂が送られ、残った方と合流するまでその魂は保管されます。



何をしてもいいですよ。これはゲームですからねちなみに世界が壊れそうな攻撃等はこちらで弱体化させてもらいますからね。私達も暇潰しに貴方達の人生を観て楽しみますのでくれぐれも死なないでください。」



「おい、祐介どうする?面白そうだし僕はやってみたいけど。」



「そうだなぁ涼平、どうせお前はうまく人間を使って俺に勝つつもりだろ?」



「それ言っちゃダメでしょ。」



「まぁ俺も他人がどうなろうとどうでもいいからやってみるのもいいか。俺たち2人によるゲームってか?」



「ゲーム感覚でやってもらって構いませんよ。死んでも神界で生き返れますから。世界を壊さない限りは。」




「じゃ、僕達はやりますよ。」



「ありがとうございます。(これで創造神様に怒られなくて済んだぁ〜。それにしてもなんで創造神様はあの涼平って子を選んだのかしら?何か秘密でもあるのかしら?)ではキャラメイクに移りましょう。」







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