翌日
ブックマークが増えました!!!やったぁ!ありがとうございます。更新するたびに増えていて楽しいです。このまま友達200人作れるかなって思っています。200人行ったらお祝いしたいですね、ささやかながら、コーラで乾杯をして何か美味しい物でも食べたいです。現在183人です。しかし、ブックマークをつけてすぐに外してしまう人が結構います。悲しいです。とても、とても、とっても、とっっても悲しいです。作者はガラスのハートです、よろしくお願いします。(自己紹介)それではですね、これからもよろしくお願いします、という事で景気よく行きたいと思います。あと、更新頻度は変わりません、すみません、よろしくお願いします。あと、何か気になる表現や間違いがございましたら誤字報告から文字を消去して代わりにコメントや訂正をいただけたら幸いです。ありがとうございました。今回は生み出すのに大変苦労しました、次もどうなるかわかりません、どうかよろしくお願いします。かしこ。
おはようございます。緊急警報、緊急警報。詩織が接近中!やばいやばい!!離れて!近い近い!ふう!朝からなんなんだこれは!それはまあいいとして今日は王都に行ってこまごまとしたものをやろうと思う。チラチラと詩織が見切れてうるさい、視界がうるさいのだ。どうしてくれようこ奴は、お仕置きしようか。まあ、朝からそんなことは考えないようにしよう。俺は純朴な青年だ。俺は純真な青年だ。俺は純粋な青年だ。俺は・・・・・。などと考えながら、朝食の準備に取り掛かった。詩織が泊まると言ったら翔太が滅茶苦茶羨ましそうに見ていた。まあ、そのうち泊まる日も近いだろう。近日中にそうなるだろうとは思っている。
とまあ、翔太のことを考えているが、今日も王都にでかけなければ。
<<あの後の王城の衛兵たち>>
「なんだあれは、美味い、美味すぎる。菓子ってこんなに美味かったか?女子供が食うもんだと思ってたぜ。」
「だよな、俺もそう思ってた、しっかしうめーなー!!なんだこれは!!?甘いもんは苦手だがこれはしつこくなくて美味い。クリームが抜群に美味い。」
「だよな、俺もそう思う。なんてったってあの迷い人が出したお菓子だってんだからすげーよな。」
「だな、それにしてもこの数どうやって準備したと思う?」
「厨房を借り切ってやったとしてもどうなる事やらって数だしな。」
「そうだな、どうやったんだか・・・・。」
「まあ、何にしてもうめぇ―よな!ああー!!誰か嫌いな奴いねーかな!!おれぁ銀貨出せるぜこの味!!」
「ああ、俺もだ!!銀貨2枚出す!!誰かいねぇか!?」
「いるわけねーだろ?こんなうめ-もんをくれる奴なんて。」
「俺は、一個食ったから上げてもいいぞ、その代わり銀貨3枚な。」
「「「「「おおう!!欲しい!!俺も俺も!」」」」」
「「「てか、つめたくてうめ-!!」」」
「魔法がかかってんぞこの箱!!すげー!!この数やったのかよ!!規格外だなこりゃ、今回は大当たりだな!!」
「すげーのなんのって!!こりゃあ大物だぜ!!」
「てか、これ美味すぎねーか?これを作った迷い人に会いてぇーぜ。」
「だな、こんな美味いもん作るやつが普通なはずねーだろう。」
「俺は会ったぜ、しっかりこの目で拝んだんだからな。」兵士
「そりゃあ羨ましいが、お前いつもより小食じゃねーか?」
「あ、ああ、ちょ、ちょっとな。良いんだよそんなことは。」兵士
「怪しいな、なんかあるだろ?吐け、いいな、今後のためにな(脅し)。」
「く、くそう、迷い人に貰ったんだ(小声)。」兵士
「なにをだい?」
「こ、このクリームの入ったお菓子だ。」兵士
「いくつ貰ったんだい?」
「わ、忘れた(焦り)。」兵士
「それはいけないね、たくさんもらったんだね?」
「あ、ああ、仕方ないだろ、美味しくて・・・。それにくれるって言うから・・・・・。」兵士
「ああ、仕方ないな・・・。その手に持っているお菓子も俺らに分けてくれるんだろう?(笑)。」
「あ、ああ、それは、その、あれだな、その~なんて言うか、ご、ごめん、はぐ、はぐ、もぐもぐ、」兵士
「あ、この!!こいつ!!食いやがった!!お前は沢山食べたんだろうが!!!」
「こんな美味いもんは別腹だろう!!いいだろう!このくらいの幸せがあっても!!残りは嫁に持って帰る!!」兵士
「く、くそう。それじゃあ手が出せん・・・・。」
「あ!そうだ!!酒のつまみをもらったぞ!!あれも美味かったはずだ!」兵士
「な、なんだ?それは?」
「今持ってくる、倉庫にあるんだ、取りに行くの手伝ってくれ!!」兵士
「「「おう!」」」
「これだこれ、そっち持ってくれ!せーのっ!よっこいせっ!」兵士
「なんか臭うぞ?」
「ほんとだ、少し匂うな!」
「だが美味そうな匂いだ!魚だろう!」
「そうか、魚か・・・。なんか言ってたかもしれん。」兵士
「おいおい!ちゃんと覚えとけよな!!菓子食いやがってからに・・・・。」
「おいおい、今から美味いもん食うのに文句はいらねーぜ?」兵士
「うっせ!!ちっ!わかったよ。」
「ならいいんだ、開けて食おう!」兵士
席に戻って来た。そして開けた。
「むお!!魚の匂いだ!!でもそこまで臭くない!!」兵士
「ほんとだ!!美味そうな匂い!!」
「どれ、一口。うむ、美味い!!!美味いぞぉーーー!!」兵士
「固いが干し肉より柔らかいな、うん、美味い!こりゃあいい酒のつまみになるな!!美味い!」
「「「エールお代わり!!」」」
「今日は最高だな!!いい気分で休める!」兵士
「お前だけ狡いぞ、俺も!!うめぇーー!!」
「おい、お前ら今日は騒がしいな、なんかあったか?」隊長
「あ、隊長!今日来た迷い人が美味いもん差し入れしてくれたんです!これがもう、美味いのなんのってね!ぜひ隊長も食べてくださいよ。」
「おう!わかった、俺にもそれをくれ!!」隊長
「はーい!ただいま!!」
「おう、これがそうか、ふむ、頂こう!かぶっ!美味い!なんだこれは!!?外はサクサク、中はトロトロで甘くて美味い!これはなんだ!?初めて食べるぞ!!美味い!美味すぎる!!どうなってるんだこれは!!もうなくなってしまった(絶望)」隊長
「大丈夫ですもう一個ありますから、次は大事に食べてください、」兵士
「む、もう一個あるのか・・・・・・・・・・・。食べたいが、嫁と子供がいるからな、どうしたものか・・・・・・。」隊長
「あ、あいつが、一個は銀貨三枚で売るって言ってましたよ?」
「本当か!?売ってくれ!!嫁と子供に食べさせたいんだ!!!!」隊長
「いいですよ!」
「おおう!ありがとう、恩に着る!!」隊長
「どういたしまして。」
場所は変わって、隊長の家。
「ただいまー、今日はお土産があるぞ!!」隊長
「あら、おかえりなさい、ユリ!お土産よ!!いらっしゃい!お父さんにおかえりなさいしなさい!」妻
「おかえりーーー!お土産!!!?なになに!!!」ユリ
「なんと今日はお菓子だ!どうだユリ、お父さんを見直しただろう?」隊長
「うん!!大好き!!!」ユリ
「実はアイナにもあるんだ。」隊長
「うそっ!!嬉しい!!ありがとう!!大好き!!ちゅっ!」妻アイナ
「さあ、食べていいぞぉ!」隊長
「うん!ありがとう!食べるよぉーー!」ユリ
「ありがとう、頂くわ!」アイナ
「はむっ!!うわーーーーーーーーーーーーー!!!美味しい!なにこれ!!美味しい!なにこれ!」ユリ
「あ”!!美味しい!!トロトロのクリームが美味しい!!サックサクの生地がたまらないわ!!美味しい!アイク愛してる!こんなお土産をもらえるなんてどうしたの?今日はお祝い!?」アイナ
「今日、王城に迷い人が来たんだ、その手土産って感じかな、おすそ分けみたいな感じだと思うぞ。差し入れって言ってたか。」隊長アイク
「へぇーーーーー!すごい!!迷い人ってあの迷い人!!?」ユリ
「すごいわね、いつ以来かしら?」アイナ
・・・・・・・・。
<<元に戻る>>
朝食のために一階にやってきた。みんな起きているかと思いきや寝てる人もいる。まあ、そのうち降りてくるでしょう。朝食の準備にかかる。今日は卵かけご飯にお味噌汁、白菜のお漬物。お味噌汁は豆腐とワカメのお味噌汁。赤味噌仕立て。赤味噌が少し甘くて豆腐に合うのだ。勿論ワカメにも。そして卵かけご飯にはだし醤油をかけて食べる。出汁が効いてて美味いのだ。何より、白菜の漬物がすすむ。美味い、美味い。と食べ進める。悪い子はお味噌汁にご飯を突っ込んで食べている。主にロックとダリだが。
「くーー!美味い!!」ロック
「あ””ーーー!美味い!」ダリ
「あんまり叫ぶなよ?うるさいから・・・。」
「「はーい!」」
「わかったらいいんだ、とりあえず静かにしとけ、な?」
「「うん!」」
「っとにもう、返事だけはいいんだから(呆れ)。」
「まあまあ、良い子たちですから。」詩織
「「姉ちゃん!!」」ロック ダリ
「詩織に免じて許すよ。まあ、許してたんだが・・・・・。」
「「兄貴!!」」ロック ダリ
「いい加減静かにすることも覚えるんだぞ?大事な時に失敗するぞ?いいな?」
「「はい!」」ロック ダリ
「よろしい、じゃあ終わりにしようか、」
「「「「「「「「ごちそうさまでした!」」」」」」」」
「ごちそうさま」
「「「お掃除ぃーー!」」」三人娘
「そうだったな、任せていいか?」
「「「うん!」」」
「お掃除♪お掃除♪」サーシャ
「綺麗綺麗♪」ルエル
「お掃除ぃ~♪」ナタリー
「掃除は、心の掃除ってな・・・。」
「「「へぇーー!」」」
「だから気持ちいいんだね!」サーシャ
「すっきりする!」ルエル
「気持ちがいいものですよね。」ナタリー
「だろ?だからまずは掃除からってな。」
「「「へぇーーー」」」
「とりあえず頼んだ。」
「「「はぁーい」」」
カランカラン
「拓郎さん!!!」翔太
「どうした?」
「朝ごはん下さい!!」翔太
「「「下さい!!」」」ザリ ムンク ハル
「はいはい、今準備するから、とりあえず座ってて。」
「「「「はーい!」」」」
「いやー!朝から拓郎さんのご飯を食べれるなんて幸せ者だなぁ。」翔太
「「「だな!!」」」
「はいお待ちどうさま、」
「「「「ありがとうございます!」」」」
「どうぞどうぞ、」
「あ!お金!いくらですか?」翔太
「いいよいいよ、詩織にも貰ってないし、家族ってことで。」
「えへへ~、家族かぁ(二ヘラ)」翔太
「「「ありがとうございます!!!」」」
「うんうん、食べて食べて。あ、そうだ、食器は洗って伏せといて、あとで片づけるから。あと、今日は王都に行くけどついてくる?」
「ふぁい、いきまふ!」翔太
「じゃあ食べたら準備してね、サーシャ達は今日のメニュー作っちゃって、シエルとアイルさんに任せていくから。詩織はどうする?」
「行く行く!!」詩織
「あ、家に帰んなくていいのか?詩織。」
「あ!!忘れてた!ごめんやっぱりいけない。」詩織
「いいさいいさ、とりあえず決まったな、サーシャ達も行くことになるけどいいか?」
「「「はーい!!」」」
「楽しみ!」サーシャ
「ほんと!!」ルエル
「楽しみです!」ナタリー
「良かった、じゃあ準備よろしく!俺はガルドさんに会ってくる。じゃあ各自準備開始!!」
「「「「「「「はい!」」」」」」」
それだけ言って店を出る。外でシエルとアイルさんに会った。今日はみんなで王都に行くと伝えてあとは任せる。二人ともなれた様子で快諾してくれた。
「あー、なんかお土産買ってくるから頼んだよ。」
「「何か新しいものがいいです!」」シエル アイル
「あー、はいはい、オーケー、ご飯がいい?」
「「はい!」」
「わかりました、そうします。」
「敬語!」アイル
「あー、はいはい、そうする。以上!」
「「はーい」」
そう言い残してガルドさんの所に行く。すぐに着いた。そして中に入った。もういちいち面倒なので直接入っていいとのことだったので入った。
「どうしたんだ?」ガルド
「えーと、今日王都に行こうと思っていまして、一緒にどうかなぁと思って。どうです?」
「おう!そう言う事か!!行くぜ!行く!頼んじまうぜ?!」ガルド
「いいですよ、全然、行きましょう!」
「おう!」ガルド
「じゃあ準備お願します。」
「おう!もういいぞ!」ガルド
「はい、早いですね、じゃあ行きましょうか。」
「おう!」
そうして二人でホーク工房に戻ってきた。ガルドさんは何も持っていない、腰に魔道具を付けているだけだ。前に見せてもらった収納鞄だ。それで準備はいらなかったのだろう。
「ただいまー、そろそろ準備はいいか?」
「「「「「おかえりーー!いいよ!」」」」」みんな
「じゃあ行こうか、外に集まって。」
「「「「「はーい!」」」」」
「詩織、じゃあ行ってくる、道中気を付けてな?」
「はーい。ありがとう。みんなも気を付けてね?じゃあね。アンナたちもよろしくね、お店の事。」詩織
「「「「「「うん!気を付けて!」」」」」」
「はい、任せて下さい、ゆっくりして来て下さい、私たちは大丈夫ですから。」アンナ
「ありがとう、じゃあね、」詩織
そう言って一足先に転移していった。俺達も向かいますか!ではでは。
「じゃあ、あとは任せました、シエル、アイル、アンナ、ヨハン、ゲイツ、あとは頼みました。ではでは。」
「「「「「行ってらっしゃーい」」」」」シエル アイル ヨハン アンナ ゲイツ
「「「「「「「「行ってきまーす!」」」」」」」」みんな
「行ってきます。」
「行ってくるぜ」ガルド
転移した。
景色が変わり王都のスラム街へ。ちょうどご飯を終えた子供たちが仕事にでかける所だった。ちびこ達は遊びに、女の子達は食堂と風呂屋に、男も風呂屋と食堂で半々で働いている。今日働く日じゃない人たちは、遊びに行く。それと学校だ。ちびこ達も朝は学校で昼から遊べる。今はちょっとした休み気分で遊びに行ってしまったが、すぐに戻ってきた。覚えていたようだ。良かった。という事で学校と仕事を両立させていた。
併設される食堂は大きく、一気に二百人は入る大きな建物だった。それは大きい、学校の生徒もここで食べる。給食のようなものだ。今は拓郎が出しているが、後々ギルドが出すことになるだろう。という事で食材を収納鞄に入れて倉庫に置いておく。そしたらあとは、皆で学校に行く。その間食堂は三人娘に任せていく、あとマリオに。ルッツやガイ、ロイに音楽や絵、書き物を教えて貰う。あとは冒険者科・冒険者とは何かという事を他の子たちと翔太やザリ、ムンク、ハルなどに教えて貰った。
男女関係なく冒険者は多いようでそれなりに集まった。皆に剣の持ち方から教える。あとは採集、手伝い、討伐、採掘などなどだ。ガルドさんに頼んでもらって講師の方をお呼びした。それぞれ実習という事で明日には外で実習することになっている。講師の方はガルドさんの弟さんが準備してくれた人だった。弟さんはノルドという。ノルドさんは色男で渋いガルドさんとはあまり似ていない。お嫁さんが二人いてどちらも美人だった。ノルドさん自体もSランクの冒険者で兄弟で活躍していた。
そんな冒険者から頼まれたら断ることもなく、Cランク冒険者が今回手伝ってくれることになった。ベテランとも呼べる冒険者達だ。名を黒鉄の牙という。その特徴は真面目で仕事に対して真摯であるという噂が流れるほどに真面目である。そして、数々の依頼を熟してきた実績がある。皆二十代後半の六人組パーティである。前衛三人、後衛三人のバランスの取れたパーティで、最も安定していると定評があり今回の仕事となった。他にもDランクパーティが三組用意されていて至れり尽くせりだった。そこにうちの子供たちが参加する。今の所皆Cランクはあるとされている。そのため、足手まといにはならないと思われる。
前回も色々と手ほどきしていたので今回もそうなる。皆冒険を前にワクワクしている。装備は冒険者ギルドで貸し出している装備だ。皆まだまだ成長の余地があるので都合がよい。まあ、足りるだろう。あまり小さすぎるとサイズがないが、まあ、大丈夫だろう。と言う訳で、皆装備して剣術の稽古をしている。そして魔法の稽古を俺が付けていたりする。そこにはシスターや神父さん黒鉄の牙の面々やDランク冒険者たちも混じっていた。教えるのは水を効率よく出す魔法や浄化の魔法、清潔になる魔法のことだがそれを教えたり攻撃の魔法も少々教えた。とても好評で皆その日のうちにある程度できるようになった。これも沢山教えて来た実績によるものだと言える。
「おおー!!すげーーー!!出来た!俺にも出来た!」冒険者
「うっひょーー!すげーー!新世界の幕開けだ!!」冒険者2
「お前もやって見ろよ!!」冒険者
「お、おう!出来た、出来たぜ、へへへっ」冒険者3
「もっとここをこうしてこうすると、威力が上がる。」
「「「「「「「おおー!!!!」」」」」」」冒険者達
「浄化の魔法は体を綺麗にするイメージで汚れを一気に落とす!澄んだ空気を思い出して、清潔な真っ白い布を思い出して体全体を覆うようにして徐々にやって見るといいですよ。」
「「「「「「「「おおーーー!!!!」」」」」」」」冒険者達
「「「「「「すんげ―!!」」」」」」
「出来た!!出来たぞ!!!」冒険者4
「すげーぞ!!出来た!!もうかよ!!!」冒険者5
「うおぉー!俺も出来た!!!」冒険者6
「す、すごい!出来ました!」シスター
「ほんとだ、私もできました!!」シスター2
「お風呂ですっきりした感じをイメージするのもいいですよ?サッパリ!!って感じでやるといいかもですね。」
「うぉおおお!!すげー!!ほんとだ!!」冒険者7
「ふむ、素晴らしい、これはいいものだ、けが人にも使えますね。」神父
「そうです、けが人はできるだけばい菌を除去したほうがいいですから消毒やなんかをするといいですよ。」
「ほぉー、そうですか、勉強になります。ばい菌とは何ですか?」神父
「目に見えない病気の菌や小さな小さな生き物です。それが悪さをするために病気やなんかに罹るのです。」
「ふむふむ、博識ですな。素晴らしい、医学にも精通しているとは、流石ですな。」神父
「お戯れを、私はかじった程度です。」
「それでも素晴らしい、そしてありがたい、私たちには必要な知識です。」神父
そう言って頭を下げた。これでも料金は貰っているのでその分は働きたいと思う。まあ、サービスが多いがな。それもいいだろう。
「そろそろ行こうぜ?タクロー!」ガルド
「あ!はい!今行きます!!」
「こっちだこっち!ショータはいいのか?!」ガルド
「あ、そうだった、翔太、こっちこっち!王様の所行こう!」
「はーい!!」翔太
「じゃあ行くぞ!」ガルド
「みんな任せたよ!」
「「「「「「「「「はーい!」」」」」」」」」
「行きましょう!」翔太
「「おう!」」ガルド 拓郎
そう言って王城へと向かった、今日も賑わっている。王都は今日も騒がしいままだ。それがいつも通りなのだろうが何とも珍しく映る。俺は、ガルドさんについて行きながら今日はどうなる事かと考えていた。それも終わり、しばらくして着いた。ガルドさんと俺らが顔パスで通り抜けるとガルドさんが先導してくれた。王城に入るとすぐに執事がやって来た。すぐに待合室に連れてかれてそこで待つ。するとこの前の兵士さんが訪ねて来た。そこでシュークリームの話題で盛り上がった。ガルドさんは訳が分からんという感じだったので、シュークリームを出してあげた。今、うまうまと食べている。こんなのあったんだと新しい扉を開いていた。
そんなガルドさんを置いておいて兵士さんにシュークリームを渡した。美味い、っと叫ぶ兵士さんガルドさんより断然反応がいい兵士さん。兵士さんに二個渡していたがどちらも食べ終わりまだないかと目で訴えてくる。面倒なので箱ごと出してやる。そしたら満足して帰っていった。その前に王様に呼ばれて部屋を出る所だった。勿論食いながら歩いていた。それはいいとして、王様の執務室に通された。
ガチャ
「来たぞ。」ガルド
「「失礼します。」」拓郎 翔太
「おー、よく来てくれた。会いたかったぞ!ガルド!タクロー!ショータ!」モルト王
「最近良く会いますね?」ガルド
「俺はこの前会ったばかりですが、今日もよろしくお願いします。」
「僕もそうですが、よろしくお願いします。」翔太
「そうだそうだ、会わないよりいいだろう?タクロー達もよく来てくれた。歓迎しよう。」モルト王
「「「ありがとうございます。」」」
「そうかしこまるな、気楽にな。ふむ、今日は何用であるか?」モルト王
「それなんだが、タクローが孤児院を始めることになってな、それに呼応してギルドでも冒険者養成学校を作ろうってことになって、国にもお金の援助をもらえたら、って考えてな。どうでしょう?」ガルド
「そうか、孤児たちの才能を発見するというのが成功したんだな。それはめでたい!!昼食は豪勢に行こうか、タクロー頼めるか?(弾んだ声)」モルト王
「はい!豪勢にですね!了解しました!お酒も大放出ですね(笑)。」
「おお!そりゃあいいな、昼飯が楽しみだぜ、今日は送り迎えがいるからな、前後不覚になっても全然大丈夫だしな!!」ガルド
「ああ!!いいな!僕も飲めますかね?」翔太
「十五は超えてんだろう?なら大丈夫さ。」ガルド
「やったーー!!飲んでいいんですよね!拓郎さん!!」翔太
「ああ、今日は楽しめ、俺は飲まないけどな。」
「拓郎は明日を気にして飲めないのか?泊って行って良いのだぞ?」モルト王
「いいえ、俺は下戸ですから、楽しめないんですよ?気にしないでください、俺も楽しみますんで。」
「おお!その意気だ!何がいいかな!今日のメニューは!!」ガルド
「そうそう、それそれ!!メニューは何ですか?」翔太
「お祝い事はやっぱり寿司でしょ!!」
「おおー!!やったーー!お寿司!!お・ス・シ!!わぁーーー!!!い。」翔太
「おすし?なんだそりゃ、うまいのか?」ガルド
「美味しいのか?」モルト王
「好き嫌いはありますけど、大体の人が食べられますよ?では、ダイニングにゴーです。」
「「「おう!」」」
ぞろぞろと向かった。それからはもうパーティの始まりだった。
「タクロー、これはなんだ?」ガルド
「マグロです、赤身の綺麗な魚の切り身とシャリ、ご飯を酢飯にしたものです。醤油に付けてお食べ下さい。」
「おう、む、美味い!魚はさっぱりしているし酢飯?もいい感じだ、ピリッとしたなんかがあって更に引き立つ、そこに醤油が合わさって、深い味わいになっている。」ガルド
「美味しーー!マグロなんて久しぶりだなぁ!!嬉しーー!」翔太
「う、美味い!この味わい病みつきになるな!美味い!!」モルト
「どんどん行きますよーーー。」
「サーモン、中トロ、大トロ、イカ、タコ、ウニ、エビ、カニ、エンガワ、イクラ、とびっこ、サバ、タイ、っと。いやーー美味しいですねーーー!!」翔太
「俺はサーモンと大トロ、イクラが好きだな。」ガルド
「うむ、イカ、タコ、エンガワ、タイが良かった。」モルト
「気に入っていただけて何よりです。」
「うむ、これは美味い、ごちそうと言って良いだろう。」モルト
「ありがとうございます、お酒もあります。どうぞどうぞ。」
「貰おう!!これだこれ!!前飲んだビッグマ〇より美味しいじゃねーか。隠し持ってたな?!!」ガルド
「いえいえ、滅相もありません、ただただ無知なだけです。自分の知ってるものより美味しものがあったんだと気づいたんです。今回は、大吟醸の日本酒です。美味いはずです。」
「おう!美味い!!かぁーーーー!!!!!効くねぇーーーー!!どうだい陛下?」ガルド
「うむ、美味い・・・・・・・。これは飲み易い。うむ、気に入った!!」モルト
「今日はこれ以上仕事がないなら、もっと出しますが、いかがしましょう?」
「今日はもう、仕事の予定はない!!!」モルト
「へ、陛下、大臣が急遽会いたいと申しておりましたが・・・・・・・・・・。」部下
「よい、明日のあさいちにしなさい。」モルト
「で、ですが、これは急遽予算が必要とのことでして、陛下のご判断が必要なのです。」部下
「だが、今は子の宴を楽しまないといけぬだろう?」モルト
「あ、もしかして孤児院のことか?仕事が速いな、陛下、国中に孤児院を作ろうって計画です、どうか、ご助力をお願いいたします。」ガルド
「「お願いします」」翔太 拓郎
「うむ、わかった、負担しよう。」モルト
「へ、陛下!軽々しく約束しては―――。」部下
「良い、これは、決定事項だ。よいな。」モルト
「はっ!出過ぎたことを―――。」部下
「良い、私のことを思ってのことだろう、いいのだ。気にするな。この話はあとで詳しく聞く、今日はもう良いだろう?」モルト
「はっ!今日の予定はもうありません、ごゆっくりどうぞ!」部下
「ふむ、ではそうさせてもらおうか、タクロー追加だ。」モルト
「かしこまりました。ホタテの酒蒸しなんかはどうでしょうか?」
「なんだ、その甘美な響きは。酒を使うのか?どれ、試してみよう。」モルト
「おう!そうだな、頼む!こっちはまだまだ腹に入るぜ!!」ガルド
「僕もまだ入ります!!」翔太
「ではでは特大のホタテの酒蒸しをお作り致しましょう。鍋をセットして酒とホタテを入れるだけ!!あとはちょっと待ってもらえれば、ほら、出来上がり、お一つどうぞ。黒い所は出してください。」
「うむ、熱っ!はふはふ、うむ美味い!!なんだこれは!!美味い!美味すぎる!!旨味が凄い押し寄せてくる。もう一つ!」モルト
「はっはー!!美味いぜ美味い!!!こりゃあなんだ、こんなに美味いもんがあったんだなぁ!!」ガルド
「美味しい、初めて食べた、こんなに美味しいの初めて食べました。ほんとに美味しい!!!」翔太
「新鮮なのを扱ってますのでね、はい、もう一つ、汁も飲んでみてください。美味いですよぉ!」
「「「おおーー!!!」」」モルト ガルド 翔太
「ははははは、バター醤油もいいですよ?」
「美味い!!バターの香りと醤油の香ばしさとしょっぱさがちょうどいい、美味い!!!」モルト
「うめぇ!!!こりゃあ中毒者がでるぜぇ!!」ガルド
「すげーや、こんな美味いもんを作れるなんて、尊敬します!!」翔太
「なあに、覚えれば簡単!男の料理ってね!」
バァン
「お父様、こちらにいらしたんですのね?あら美味しそうです事わたくしもご一緒してもよろしいかしら?」ユーリ
「こ、こら、行儀が悪いぞ?それにユーリは料理長が作ったものがあるだろう?そちらを食べなさい。」モルト
「お父様が悪いのですのよ、そのような立派な異国の料理人を隠しているんですもの。おかしいですわ?外に聞こえるほど美味い!!などと叫んでいる料理を作る料理人をなぜ、私や母上、それに兄弟に秘密にしていらっしゃるのでしょうか・・・・・。」ユーリ
「そんなことを言って私の客人だ!迷惑をかけるでない!!」モルト
「いいえ、退きませんわ、これは王族全体のお話ですわ、タクローさんとおっしゃったかしら、私にも分けて貰えないかしら。」ユーリ
「ええ――――」
「いかん!効く耳を持ってはいかん!!!痴れ事だ!!!!!いかんぞタクロー!!!」モルト
「恐れながら、陛下、タクローならばこの城に勤めている兵士全員でも余裕で賄えますが、いかがいたしましょう?」ガルド
「そ、そうか、では皆で食事といたそうか。うむ、それが良い。ユーリ、皆を呼んで参れ!」モルト
「もう、お父様ったら、虫がいいんですから!!はい!!」ユーリ
バタン
しばらく
バタン
「失礼します」ユーリ
「失礼します」マーク
「お食事中失礼します陛下。」ヨハネ
「失礼します。」イリヤ
「紹介しよう王妃のヨハネだ、そしてこっちが、第一王子マーク、さっきのが第一王女ユーリ、第二王女イリヤだ。よろしく頼む。他にも家族はいるが、今回はこの四人が加わる。タクロー、ショータ、ガルド頼む。」モルト
「「「「よろしくお願いいたします。」」」」ユーリ マーク ヨハネ イリヤ
「「「お願いします。」」」拓郎 翔太 ガルド
「ではでは、続きから、ホタテの酒蒸しをどうぞ、お召し上がりください。ここは、湾岸部ではございませんがわたくしの能力で新鮮なものをご用意いたします。どうぞお召し上がりください。」
「「「「はい!」」」」
「陛下はマヨネーズをかけた物でもお試し下さい。」
「うむ!!美味い!!」モルト
「「「「美味しい!!!」」」」
「これは貝かしら、大きいわね、黒い所は出すのですね、はい、わかりました、美味しい!!!」ヨハネ
「こんなに美味しい物を独り占めしているなんて!!!あとで覚えて置いて下さいね、お父様。」ユーリ
「美味しい、こんなに旨味のあるものなんて初めて食べましたよ、素晴らしい腕だ。さぞお高い身分の方でしょう。素晴らしい。」マーク
「美味しいですわ、ありがとうございます。本当に美味しいですわ!!」イリヤ
「いえいえ、ありがたきお言葉!恐悦至極にございます。皆さまはご昼食を食べていたと思われますのでホタテ尽くしでお昼は終わりにして、ご夕食にお寿司というものをお出ししますね。」
「わかりましたわ、ありがとうございます。本当に感謝しています。」ヨハネ
「「「ありがとうございます。」」」
「ありがたきお言葉――――」
「もう良いだろう?私にタクローを返すのだ!良いな!」モルト
「陛下、お貸いただきありがとうございます。」ヨハネ
「拓郎さんは物じゃありません!!!」翔太
「む、うむ、すまなんだ。」モルト
「ええ、すみません。」ヨハネ
「こちらこそすみませんなんか・・・・。」翔太
「お寿司は執事さんに渡しておきますので、食べたくなったら食べてください。種類がありますから結構な量になりますね、好みもあると思いますので味見しながら食べてみてください。あとこれは、手で食べるのも正式な食べ方ですのでどうか、食器に囚われずに食べてやって下さい。あと大目に出しますので使用人の方にも分けてあげて下さいね。」
「わかりましたわ」ヨハネ
皆、金髪に碧眼のオーソドックスな異世界人だった。マークさんはサラサラの髪を中央から左右に分けている。ユーリさんはサラサラの髪を二つに結い分けている。ヨハネさんは長い髪を腰のあたりで一本にまとめている。イリヤさんの長い髪もサラサラで、肩甲骨あたりで切りそろえられている。
「ではタクロー行こうか。」モルト
「はい、陛下。」
「「「「ごちそうさまでした。」」」」
「「ごちそうさまでした」」ガルド 翔太
「お粗末様でした。」
そういってダイニングルームを出る皆。俺たちは執務室に向かった。腹いっぱいになったのでちょっとお昼寝を挟んで、外に向かった。転々としているが、目的は一つ。魔道具の制作だ。今回は陛下の気分転換に車を作ろうと思う。オフロードのカッコいい車だ。、ジープっぽくしてみた。動力は魔力、補助は魔石、魔石のみの運用もできる。魔石は合成魔石。拓郎の特別製だ。そしてコースも作りそこはあまり人が通らないようにしてもらった。王城は広い・・・・・。そしてバックと車庫も作り置いておいた。エンジン音が好きなのである程度エンジン音は残した。爆発を魔法で起こしてそれを動力にした、そんな物が出来上がった。エンジンの模型も貿易で取り出しているのでお手の物だった。
陛下にはその場で説明して操縦を覚えて貰った。一応オートマだ。翔太とガルドさんもウキウキしていたので更に二つ作り置く。そしたら王城で簡易のレースが開催されることになった。時速は百キロまで、エアバックとシートベルトが完備されて衝突しても大丈夫なようにした。そして魔法で衝撃軽減の魔法を使い事故が起きないようにした。そして開催されるレース。騎士団の皆さんと使用人それと王族の方々が見に来ていた。始まりは王城南門がスタートで東に回り、北門へ抜けて西に進む、最後に南門についたものがゴールだ。みんな初心者なので大丈夫だろうと思われる。
結果は王様と翔太の同率一位という事になった。ガルドさんはびりだった。それは機械音痴だったせいだろうと思われる。そんなこんなで行われたレースは無事に終わった。そのまま、外で宴会をすることになった。バーベキューパーティーだ。騎士団総出で行われた。料理長も出席している。今日の非番も参加している。楽しい楽しいパーティが行われて、そして終わった。使用人たちがその味に驚き驚愕する中、陛下も楽しんでおられた。最後位譲ってもいいんじゃないかと思っていたレースだが白熱したのがたのしかったらしく陛下は無茶苦茶に喜んでいた。
そんな話を孤児院に帰って来てみんなに話しながら、夜を迎えていた。宴は終わり、今日はもう遅い時間だ。最後にサーシャ方におやすみをする。
「おやすみ、いい夢を~。」
「おやすみなさい、いい夢を~。」サーシャ
「いい夢見てね兄さん」ルエル
「おやすみなさい兄さん、いい夢を。」ナタリー
「「「「「「「「いい夢を」」」」」」」」
おやすみなさい、皆さんいい夢を。