第1章〜ユノ〜
高校しんど過ぎ
「う……ん……」
ここはどこだ?
ちょっと記憶がぼんやりしている。
そうだ。あの神様が転生の儀式をしてここにきたんだった。
「それにしても此処はどこだろう?」
周りは全て黒色の部屋だった
「とりあえず、色々探索してみよう」
と、一歩、足を踏み出すと、
「生体反応………確認
再起動します。」
という声が聞こえた瞬間眩しい光が俺の目を襲った。
眩しい光が消え、目を開けると
さっきとは違い、黒色の部屋から青色の神秘的な色に変わっていた。
「ここに人が来たということは、監視者が代わったのですね。」
「誰だ?……」
「ここです。ここ、この画面です」
「もしかして人工知能さんですか?」
「ちょっと違いますけど概ねあってます」
「あ、申し遅れました。私はこの世界の脳の役割を与えられました。ユノと申します。
お見知り置きを。新しいマスター」
「は、はい。よろしくお願いします。ユノさん」
「あなたは私のご主人様なのですからそんなに畏まらなくていいですよ」
「う、うん。よろしく。ユノ」
「はい。よろしくお願いします」
「出会って間もないですが、私がマスターにこの世界のこと。マスターの役割を教えて差し上げますので、覚悟してくださいね?」
「が。頑張るよ」
これがユノとの初対面だった。