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しるし3(詩集)

作者: さゆみ



朝の天はメルヘンだった

空と雲の塩梅がそうさせた

僕はそう感じたのだ

けれどそれも一瞬で喪われた

瞼を閉じたから


くだらない、実にくだらない

だいたいはそんなもので出来ている

僕はそう感じている

浅い呼吸を繰り返している

肺はひどく冷めていた


そして星が(しま)われていく

ひとつふたつみっつぐらい残して

でも最初から輝きには気付けない

消えていったことさえ気付かない

本当は無限にあったこととか


おとぎ話のようにニコリともせず

唱えるだけの僕の最低なコトバ

もういらないよって言ってくれればいいのに

遠慮しないでよ

どーせ流して捨てちゃうから


くだらない、実にくだらない

だいたいはそんなもので出来ている

僕はそう感じている

でも君たちは違うでしょう

だって瞳が深呼吸してるから





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