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第5回 下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ大賞&冬の童話祭2024

ハルちゃんと魔法のゆめ

作者: 佐藤そら
掲載日:2024/01/11

 ハルちゃんは、魔法が大好き。

 魔法使いになりたくて、今日もほうきにまたがってぴょんぴょんはしゃいでいます。


「いつか魔法の力でお空を飛びたいな」


 ハルちゃんは、空を見上げます。


 でも、ハルちゃんは、夜の空は暗いからあまり好きではありませんでした。




 その夜、ハルちゃんが眠りにつくと、魔術師さんが現れました。


「あなたはだぁれ?」


「僕は魔術師さ。君の夢を叶えてあげよう」


「まじゅつし? もしかして、あなたは魔法が使えるの!?」


「お安い御用! それっ!!」


 魔術師さんがステッキを振ると、ほうきが現れました。


「これは魔法のほうき、君を行きたい世界に連れていってくれるよ!」


 ハルちゃんがほうきにまたがると、体がふわっと浮きました。


「わー! すごーい!」


「それでは、いってらっしゃーい!」


 魔術師さんに見送られ、ハルちゃんは魔法のほうきで空を飛びます。



 見えてきた洋服屋に降り立つと、スーツを着た執事さんがお出迎え。


「素敵なお嬢様、いらっしゃいませ」


「かわいらしい服をちょうだい!」


「かしこまりました」


 執事さんが指をパチンと鳴らすと、ハルちゃんの服はドレスに早替わり!


「わー! すごーい!」


「お嬢様は、ドレスがお似合いでございます」


「あら、そう?」


「そして、こちらの魔法の靴がぴったりです」


 執事さんはハルちゃんに靴を履かせてくれました。


「まぁ、素敵」


 ハルちゃんがつま先をコンコンと鳴らすと、ドレスの色が変わりました。

 もう一度コンコンと鳴らすと、またドレスの色が変わりました。


「わー! すごーい!」


「それでは、いってらっしゃいませ」


 執事さんに見送られ、ハルちゃんは魔法のほうきで空を飛びます。



 ハルちゃんはお菓子の家が見えたので、気になり降り立つと、白い長い帽子をかぶったコックさんがお出迎え。


「かわいいお嬢ちゃん、いらっしゃい」


「おいしいケーキをちょうだい!」


「はい、よろこんで」


 コックさんがお皿に手をかざすと、ケーキが現れました。


「わー! すごーい!」


「こちらは、どれだけ食べても虫歯にならないケーキです」


「えっ!? そうなの?」


「好きなだけお召し上がりください」


「やったー!!」


 ハルちゃんはもぐもぐケーキをいっぱい食べました。



 お腹がいっぱいになったハルちゃんは、夢の中。

 笑顔でスヤスヤおやすみなさい。




 目が覚めると、もう魔法はとけていました。


「あーあ、魔法が消えちゃった。また魔法の夢見れないかな?」


 ハルちゃんは、思い出してにっこり。

 その日から、夜が楽しみになりました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 可愛らしい物語でほっこりしました。 優しい夢、童話の世界のようでもっと続きが見たいお話です。
[良い点] 「冬童話2024」から拝読させていただきました。 とても可愛らしい夢ですね。 ほっこりしました。
[良い点] ハルちゃんの夢がとっても可愛いらしくて、パステルカラーの世界を想像しました。 それとともに、幼い頃に魔法少女アニメに憧れていたことを思い出しました。
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