表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

プロローグ(始まりの日)

下手な文章ですが、楽しんで頂けると嬉しいです!

「貴女…私の執事になりなさい…」


「え…?」


桜が咲き誇る季節のある日、黄金色の髪をした少女からそんな言葉を掛けられた。


「あの、意味が…」


「二度は言わないわ。」


急な誘いに戸惑いながらも言葉の意味を確認しようとしたが、遮られてしまった。


結局、そのままずるずると引っ張られ、白のリムジンに乗せられる。


ボクに、選択肢を与えてください…お嬢様…(ToT)


******************

やっと見つけたわ…桜木桜花(さくらぎおうか)


私の目に狂いは無い、特別(スペシャリスト)なんだから。


「貴女…私の執事になりなさい。」


絶対に貴女を…幸せにしてあげるから


そんな意味を込めて言ってはみたが、彼女は慌てながら何かを言おうとした。


「あの、意味が…」


「二度は言わないわ。」


言おうとしたが、ばっさり切ってあげた。


時間もあまりないので、桜花を引っ張りじぃやの乗っているリムジンへと連れていった。


*********************


「あ、あの…ボク女なんですけど…」


「分かってるわよ?」


「じゃあなんで…」

 、、、、、

「貴女だからよ」 


「ボク…だから?」


特別(スペシャリスト)の私に特別で可愛らしい執事、最高じゃない?」


「か、かわいいって…」


ただでさえ美人であるお嬢様に可愛いと言われ照れてしまう。


奏聖奏(そうせいかなで)お嬢様、世界でトップレベルのゲーム会社、奏聖堂のご令嬢だ。


現在、お嬢様の家に居るんだけど…


大きな門(真ん中にバラの紋章)、綺麗な庭園、フロントに噴水と、自分がここにいて良いのだろうか、と思わせるような物ばかり。


「あ、あの…」


「あら?お茶のお代わりが欲しいの?」


「い、いえ…その…」


「ふふ、何で貴女を執事にしたのか、気になってるんでしょ?」


「は、はい……」


優雅に微笑みながらアップルティーを飲むお嬢様。本当に綺麗だと思う。


「実は、貴女の話を聞いてね…?」


「ぼ、ボクの…?」


「えぇ、家事全般に友人の世話など完璧で、加えて成績優秀で、スポーツ万能、聞けば日本の記録を塗り替えたそうじゃない。」


「え、えぇ!?」


確かに家事もお世話も好きだし、成績はいいけど…記録を塗り替えたって…


「ほら」


あれれ?と悩んでいるとお嬢様がタブレットを操作し、ボクの写真と記事を見せてきた。


『Y市の美少女、日本の100m記録を塗り替える!』


「ほら、貴女は気づかないうちに凄いことをしてるのよ?」


「いやいやいやいや、ありえませんよ!」


「そんな謙遜しなくてもいいのに」


「してませんよ!!」


そうツッコミをいれると急にお嬢様がキレ始めた。


「あーもう!なんやかんや理由を付けて貴女を雇いたいの!!」


「分かってます!だからなんやかんや理由を付けて断ってるんです!!」


そう伝えると、お嬢様はどこか悲しげな表情になり


「そう…私と居たくないのね…」


と呟き始めた。


「ち、違いますよ…」


「じゃあ…どうして?」


慌てて答えると、半泣きの目でこちらを見てきた。


「人を探しているんです…10年前に、助けてくれた人を…」


そう、あの日…ボクは…


「ふーん、あ、回想長いなら次回に回すわね?」


「ちょっ、お嬢様!?」


こんなボクですが…よろしくお願い致します。









次回は、お嬢様と執事の日常、をお送りいたします!

お楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ