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いま何読んでるの?【エッセイ】  作者: みこと。@ゆるゆる活動中*´꒳`ฅ


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7/8

6.web漫画「ストレス解消はこまめに」

 今回は、私が"文を書く際に気を付けてること"を並べてみる。


 突然だが

 -----

 "マルタは伯爵家の令嬢で継母であるキーラから日々虐められてた"。

 ------

 という一文があったとする。


 この場合、


 普通に考えれば、伯爵令嬢はマルタで、キーラは年上の女性、と推測して貰えるだろう。


 が!

 もしかしたら継母のキーラが、伯爵家の出身の令嬢だったと読み取ることも出来る。


 さらにキーラが年上女性とも限らず、同世代や年下で後妻になった可能性もある。

 そうなると、伯爵令嬢はマルタなのか、キーラなのか。


 続く、次の文章で速やかに情報を補足してやれば、疑問は長引かず、ストレスに感じないかも知れない。


 でもこういう一文が、作品中、次々と出てきたら?


 読者様の推理に委ねる文を重ねた場合、それは「読みにくい文章」という印象を残すことになるだろう。

 だって読者様に甘えてるわけで、読み手側の負担となることだから。


 ではどうするのか?


 句読点だ。


 -----

 ①"マルタは、伯爵家の令嬢で継母であるキーラから、日々虐められてた"。


 ➁"マルタは伯爵家の令嬢で、継母であるキーラから日々虐められてた"。

 -----


 ①の点位置だと、キーラが伯爵令嬢の可能性が、➁の点位置だとマルタが伯爵令嬢の可能性が、それぞれ強まる。

 句読点大事と改めて思う。


 句読点の重要性を、私は本多勝一氏の本で学んだ。

 氏の著書『日本語の作文技術』では、例文を用い、言葉を並べた時、どの単語がどこを修飾するのか、どんな誤解を生みやすいか、語順を入れ替えるとどう変化するか、など、事細かく説明してくれていた。

 本多氏は新聞記者だったらしい。


 学生時代に教師から勧められて読んだ本なので、大昔すぎて詳しく覚えてないけれど、とにかく"単語の位置や点の位置で、誤読を招く"ということだけは学んだ。


(図書館にあったので再読しようと借りたものの、面倒くさくて読めないまま返してしまった。十代の純粋さと忍耐強さをすっかり失った現在の私。悲しい)


 ストレスの少ない文、そういうのが私は好きだ。


 だもんで、上記。

 私ならきっと、もっと短くする。

 ------

 "伯爵令嬢マルタは、継母のキーラから日々虐められていた"。

 ------

 みたいに。


 でもマルタとキーラの名前が並ぶのは私好みではないので、「、」は多くなるけど「日々」を挟むかも知れない。

 -----

 "伯爵令嬢マルタは、日々、継母のキーラから虐められていた"。

 -----

 軽微な違いなので、これはその日の気分や推敲時の気分次第で変動しそう。一文が短い方が好きだしね。(※好みの問題)


 とにかくここでのポイントは、「令嬢は誰か」を明確にすること。

 これを小説全体に対して、適宜行っていく。


 私は文を短く区切ってそれを目指すわけだけど、長文でも速やかに誤解なく一気に読ませる筆者様(力量が凄い!)もいるし、そこはまあ人それぞれなわけで……。


 とにかく「誤読が防がれてる文は読みやすい」と、思う。


 "読んでくれる方に余計な負荷を書けない"。


 そういう文になるよう、励みたい。


 ◆◆◆


 さらにweb小説という媒体に当たって、近年学んだことがある。


 それはこまめなガス抜き。

 一話読んだら一話ずつ、多くても二、三話ごとに脳にご褒美を提供すべき、ということ。


 たとえば物語本筋に横たわる壮大な謎「A」があるとする。

 これはクライマックスまで明かされない。

 でもそうすると、モヤモヤを抱えたまま読み続けるわけで、途中で「もういいや」となる可能性が出てくる。


 これを防ぐために、大きな謎は引っ張りつつ、でも小さな解決は細々欲しいわけで……。


 それは何も、根幹の謎「A」に関することでなくてもいい。


「A」という謎を追いつつ、例えば登場キャラの〇〇さんと□□さんがカップルになりそうなジレ恋をしてる。

 〇〇さんが手編みのマフラーを作った。

 これを渡す相手はきっと□□さん。でもじゃあいつ渡すの? どう渡すの?

 今回のラストでやけくそ気味に渡すのか、次の回でいい雰囲気になり、照れながら渡すのか。

 そういうこまめな解消でいいので、「え、これはどうなるの? ああ、こうなったのか」が欲しい。


 これを繰り返しながら少しずつ、「A」という砂山を崩していく。

 砂山に立つ棒を倒すのは誰なのか、いつなのか。緊迫感を保ちながら、都度つど、砂は報酬として読者に渡される。


 のが、大事だなぁぁぁ、と。

 ピッコマの『ジャンル、変えさせて頂きます!』を読んでて思った。

 私の初・課金webマンガ!


 このお話が、そういう話の作り方してたもんで。



 もちろん他にも読ませる工夫がたくさんあるし、いま述べたミニ報酬制以外の物語づくりもたくさんあると思う。

 でも私は『ジャンル、変えさせて頂きます!』が好きなので、ここから学ぼうと思った。すごくタメになってる。好き。


 本作はいまピッコマでは本編完結して、外伝始まってて、でも単行本はまだ4巻といったところ。

 絵が好みで、可愛く小生意気なショタが出るの、最高。


 課金分、資料代の必要経費として落とせんかな……?

 確定申告できるくらい文字で稼ぎたい。頑張るね!




 お読みいただき有り難うございます!

 今回は長くて2000文字届きました。

 こういう内容は感想欄ではウケないかもですが(;´∀`)

 いろいろ何かと常体のせい! 敬体だと印象違うと思うのですが、なんせこのエッセイ、常体で始めちゃったもんだから、今更変えれなくて…生意気な記述があっても、あたたかな目で見逃してやってください(苦笑)


 さて、次回はいよいよ最終週

【2月18日(水)0:00 ~ 2月24日(火)23:59】の、どこかで投稿予定です。

 引き続きどうぞよろしくお願い申し上げますヾ(*´∀`*)ノ

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先日完結した連載、異世界恋愛・入れ替わりモノです。
良かったらお願いします♪
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『私は平民、あなたは公女』
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― 新着の感想 ―
本多さんだったかどうかは覚えていませんが、私も昔、句読点の大切さについて書かれた本を読みました。 「文章読本」って何人もの作家さんが書かれていますが、あれにも一文の長さやどう区切るか、どう読ませるかっ…
なるほど!! みこと。さんの小説が、読みやすくて面白い理由の一つがわかった気がします! ここまで文章や展開に気を遣っているからなのですね! 勉強になります( ˘ω˘ )
本多勝一さん懐かしい!!小学校の図書室で秘境シリーズ大好きで全部読みました。『ニューギニア高地人』『アラビア遊牧民』『アフリカ遊牧民』『極限の民族』……めちゃめちゃ読みやすくて、もし読んでなかったらお…
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