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脇役の私

ユリが書きたくて衝動が抑えられず描きました。

初めてといっていいほど小説を書いたことが無いので誤字脱字が多いいかもしれませんが読んでくださると光栄です。

私、メリー・シュガルテはお母様お父様と昼食中大好きなお肉をのどに詰まらせ前世を思い出した。

喉に詰まらせ涙目で咽ている中思い出すのはここが乙女ゲームの中ってこと

必死で頭の中を整理するが、私が思い出すのは乙女ゲームの話ばかりで前世での日本での生活や、私がどんな人だったかは思い出せない

ただ目の前にピコンと音を鳴らし表示されたセーブ画面に私は意識を失った。


ここは乙女ゲーム、天使の秤と呼ばれる世界で主人公は平民のアリス。彼女はそこが知れな程のお人好しで常にトラブルに巻き込まれるヒロインだ

攻略対象者は隠しキャラ合わせ6人どのキャラも国の中枢で重要な人物たちだ。アリスはこの国で起きる数々の事件、陰謀、討伐を一つも弱音を吐かず解き明かし、断罪し聖母のような包容で救済を与える

少なからず彼女をプレイしていたプレイヤーも心を救われていたんじゃないだろうか?

私が心を救われたその一人だったから、、、、


でもでもでもでもそれでも転生したのならこんな肥満体系のモブキャラに転生などしたくなかった!!!

自室の鏡台に仁王立ちして自分の姿を確かめる。

記憶はおぼろげだが推測はできるこの体メリー・シュガルテは黒薔薇セレフィーヌのモブ悪役3だ!

そばかすの肥満体系で顔さえ乗せてもらえないほどのモブなのだ!!!!

黒薔薇のセレフィーヌはことごとくヒロインに嫌がらせをし虐めていた主犯格で国を敵国に売った悪女だ。そのおつき悪役3だこの顔この体系は間違いなく悪役3彼女以外肥満キャラは出てこないしそばかすのキャラも出てこないだから多分いや絶対悪役3だ!!!!


転生するならラノベとか漫画だと相場は悪役令嬢かヒロインもしくは王女って決まってるでしょ!!!!

なんで脇役モブの肥満そばかす令嬢なのよおかしい絶対おかしいわ!!!!

鏡の前で頭を押さえうなだれていると意識を失う前に聞いたピコンという音が聞こえた

私はすぐさま目の前を見るとそこにはゲームでしか見たことのないようなモノが表示される。

「は?、、、、」


ーーセーブしますか?ーー

1.セラフィム王国 王国歴596年

  メリー・シュガルテ(6歳) 参の月 16日

~始まりの××

2.

3.

4.

5.××××帝国 

~××××  ※現在の能力ではこのセーブには飛べません



セーブってあのセーブよね?

ゲームのデータをセーブするための!!そうあれ!!!!

じゃっじゃあステータスとか出るのかしら


「ステータス表示!!」


お肉を揺らしながら天井に向かって指をさしどや顔で宣言した顔が鏡に映って真っ赤になっていく。

シーンと静まり返る部屋、、、、なにこれものすごく恥ずかしい

ゲームの中なら自分のステータスが見られるはずなのだけれどなんで見られないのかしら?

私が脇役だからなのかな?そこらへんわからないけどでも、、、感動してる

どうしようもなくそのセーブ表示画面に手が震えるもしかして転生特典ってやつなのかしら?

セーブは五つが限度で五つ目にはすでにセーブデータがあったけどどうやらいけないようだったロックがされていたのだ。

伏字が多いいようだけれどそれよりもこれってよくラノベや漫画で見るチートってやつね!!!


興奮しているとドアがノックされる

「メリーお嬢様、ガレアです。」

「入っていいわ」

私って本当にお嬢様なのね!

「晩餐のご用意が出来ましたのでお呼びいたしました。お召し物はお着換えなさいますか?」

「、、、、え?」

もう夜ご飯なの?と重たい体を動かし窓を見るとすでに夜になっていた。

うそでしょ!!と呑気に考えているとぐろろろろrとお嬢様らしからぬお腹の音が鳴った。

恥ずかしいと言わんばかりに真っ赤になった顔でお腹を押さえる。相手の反応が気になり少し上目図解で見やる。

後悔した人の反応なんて見るものじゃなかった。侍女のガレアは家畜を見るような目で私を見ていたのだ。手が震えるこんなにも人の反応が怖いと思ったこと一度もなかった。

前世でもそんな記憶がないためこの反応はきつい

「どうかなされましたか?」

震える手を押さえつけて今日の晩餐についての返事を返す。


「、、、いいえ。今日は食欲がないのだから晩餐はいいわ」

「えっ  失礼しました。畏まりました奥様と旦那様にそうお伝えいたします。」

侍女の驚くような声が聞こえたが侍女の顔を見ることを私の体が拒絶した。

「ありがとう」

私がそう返すとまたも侍女ガレアの驚いたような声が聞こえた。


何をそんなに驚くようなことがあったのか私にはわからないけど

今日は前世を思い出したり気分が上昇したり下降したりとなんだか疲れたわ

ガレアが私の部屋を出た後、少しでもメリー・シュガルテの事を知ろうと机をあさる。


出てきたのは攻略対象者につづった妄想日記だった。

なんでだいあいいあぁぁぁと心の中で叫ぶ。こんな地味顔そばかす肥満体系誰も好きになってくれるわけないじゃない。そう一人ごちる。

良し決めた!!!痩せよう!!!!!そして私もヒロインになれるよう頑張ろう!!

でも今日は疲れたから寝るのが最善よね!

とベットに入るもお腹が鳴る。大丈夫私はお腹なんてすいてないそうすいてないのよ。

夜食べるなんて太るし、、、、、、、お腹なんて

羊さんを数えるだけでいいのよ!!!


羊が一匹羊が、、、、、お肉が一皿、、、お肉が二皿、、じゃなくて!!!!!

ってか私なんでお肉喉に詰まらせたのかしら??なにか重要なことを忘れている気がするのだけれど

まっいっか!詰まらせて忘れるくらいなんだしそんな重要なことでもなかったのよきっと!

今日はなんだかいい夢が見れそうねとお肉を数えて寝ることにした。



読んで頂きありがとうございました。


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