前へ目次 次へ 25/40 第二十四話 「ねえ、ルーラ」 「はい、何でしょうか、シェクリア様?」 「君の鞄、二つともちゃんと持って帰れるの?」 ルーラの鞄はパンパンに膨れ上がっていた。とてもじゃないけど、予備の鞄、普通に持ってきていたもので二つ、持って帰れそうにない。 「はい、何ならシェクリア様の鞄も持てますが、いかがいたしましょう?」 持って帰れるのかよ。 「いや、良いよ。」 「畏まりました。」 いやぁ、世の中すごいメイドもいたものなんだなぁ。 …取り敢えず家に帰ろう。