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第二十一話
メイドって便利だよね。信頼できるメイドなら、尚更。
私、一応母さんと話し合ってから来たんだよ?
私が山にいきたいって言ったら、
『じゃあ、貴方の専属メイドを連れていきなさい。』って言われたし。貴族なのにこういうので咎めたりはしないんだ。と私は思ったね。そうそう、聞き忘れてたことがあったんだ。
「そういえば、君の名前って何だっけ?」
「今の私には名前が御座いません。奥さまより、
『名前は主人につけて貰いなさい。』と言われておりますゆえ。」
「え!?まじ?」
「はい。私がシェクリア様に初めてお会いした際、言ったはずですが?」
ヤベェ、忘れてた。確かにそんな話、聞いたような?…
「じゃあ、君に名前を授けよう。君の名前は…
『フルーラ』だ。」
「フルーラ、で御座いますか?何故だか知りませんが、とても気に入りました。」
「私は愛称としてルーラと呼ばせてもらう。」
「畏まりました。」
よし。これで名前の問題は解決したぜ。




