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第九話
暗闇の中に居た期間が体感的に1日を過ぎようとしているくらいの時、突然光が見えた。
何だろう。
警戒するも、興味の方が上回り、私はその光に導かれるように向かう。
久し振りに見た光。
でも、不思議と眩しいとは思わなかった。
むしろ、暖かく包み込まれるかのような錯覚がした。
私は光に向かって走った。
走って、走って。
遠くにあった光がだんだんと近くになって行く。
私は太陽みたいに輝く光を掴んだ。
すると、
急に視界が変わった。見たこともない景色だ。
私は変な気分と思ったが、なぜか不思議と暖かい。
皆に囲まれて、見守られて、少しずつ前に進んでいく。
…あれ?視点が低いのは何故だろう。
周りにいる人たちも何か良く分からない、聞いたことすらもない言葉を発している。
???????
頭にはてなマークがぎっしり浮かぶ。そして少し冷静になって考えてみる。
!?
転生…なのか?
私が、転生?
え?
本当に、何で?




