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天気実報士

作者: 裸形炉

片田舎の駅、空は曇り村は暗く淀んでいる。一人の少年が駅の中を電車が到着するたびに伺っている。「おい、トンキチ何やってんだよ」と自転車に乗ったセーラー服の女の子が声をかける「なんだ、最中かよ」「何?都会へ家出………にしては荷物ないのか、いんちゃーねっとか?ダメダメあれはね女の子みたいな会話しているアンタと同じクソニート予備軍なんだから新品の鏡を見ているようだ状態なわけ」セーラー服の方を見ずに小声で「そんなんじゃ…………ないと…………思うけど」震えている。電車が到着する。この田舎の駅に降りる客は少ない。ブーツの靴音が駅舎に響く。茶髪と金髪のカラーリングに薄めの化粧ガムの風船を大きくしている。どこかの高校の制服を着流している片腕のみで抱えるくらいのリュック。腰には玩具の銃とシリンダーを巻いている。どこか気怠そうな感じのお姉さんスマホをいじり前を見ずに歩いている。その前にトンキチが現れる一礼した後案内しようとしたが、彼の首根っこを持ち「少し待って数分で止むから」とお姉さんが言い終わると先程まで晴れていた空は一転どしゃ降りの雨が降り出した。驚くトンキチと最中だが「三、二、一、いこうか」お姉さんがどしゃ降りの雨に足を踏み入れた瞬間空は晴れる。トンキチ少年は確信に似た声で「はい!」と元気よく答え最中と共に彼女の後を追う。

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