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救世の巫女  作者: うみ。
第1章 別れ、転移、そして出会い
21/45

薬草採り

今日2話目です。

お喋りも程々にして、そろそろ依頼をこなしに行かなければいけない。


時刻はだいたいお昼すぎと言ったところだろうか?


昨日の夜に食べたパンを最後に何も口にしていないので酷い空腹感に襲われる。


依頼をこなしたらとりあえずは何か食べたい。



「ルーナ、そろそろ薬草採り行こうか」


「はい、そうですね」


「といっても俺は何もわかんないから、ルーナに着いてくだけになっちゃうけどね」


「ふふっ、大丈夫ですよ。昨日街に来る途中で群生している場所を見つけたので、そこへ行けばすぐ集め終わると思います」


「さ、さすがルーナさん…」


「すぐ近くなので、さっさとこなしてしまいましょう!!」



相変わらず普段は出来る子全開だ。



ルーナの言っていた群生地帯は街から体感2.3km歩いた小高い丘のふもとにあった。


ルーナの()()と俺の()()にあまり差がなくてよかった…。



「薬草ってどれなの?」


「この丘に生えてる草は大体そうですね」


「えっ?それならすぐ終わるね」


「本来はすぐ終わらせなくてはいけないんです。この丘はオルベ達の縄張りですから」


「オルベ?」


「魔物の一種です。彼らは強い縄張り意識を持ち、鋭い嗅覚で侵入者に気づくと、容赦なく襲ってきます」


「お、おぉ…。じゃあ早くしよう!俺はそんなのに襲われたら折り紙付きで死んじゃうからね」


「大丈夫ですよ!ナギさん!私がいれば襲われることはありません!!」


「え?何で?」


「ふふふー!私がオルベより強いから!です!!」


「……」



ルーナ全力のしたり顔である。


確かに自分より強いやつをわざわざ襲ったりはしないだろうが…



「えっ、ルーナって強いの?……そもそも戦えるの?」


「オルベくらいなら()()()です!」


「へ、へぇー」



出会い方や、普段の感じから、勝手に戦えないと思っていたが、思い出してみれば街に来るまでの道のり、全く堪えている様子はなかったし、そもそも俺のイメージではあるが、獣人というのは高い身体能力を有し、決して弱いという印象はない。



「何か…立つ瀬ないなぁ…」



ルーナに聞こえないように独りごちる。


助けたつもりが、助けられているのはどう考えても俺の方だ。



ルーナに会えてよかった。



何度目かもわからないが本当にそう思った。



「ナギさーん!早く終わらせちゃいましょう!」


「あぁ!」



ルーナの着ていたボロを頭巾の次は袋代わりにして、なるべく沢山の薬草を2人で集めた。


ほんの30分くらいで採り終わり、帰路に着く。



俺の冒険者デビュー戦は、優秀な相棒ルーナのおかげで何事もなく無事に済んだのだった。

読んでいただきありがとうございました!

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