日記① 好青年型のアンドロイド 谷(たに)
キャラクター紹介
・元は医療現場の人手不足解消のために開発された産業ロボット
・見た目は二枚目だが健康に小うるさい
八月三十一日、晴れ。
朝、職員室で雑務をこなしていると、猫の姿になった又吉様より、煮干しを要求されました。
調理室へ移動し、食器棚の鍵を開け、適量を平皿に盛って差し上げたところ、おかわりを要求されました。
食べすぎると塩分の過剰摂取になり、ひいては健康を損なう可能性が高いことを諄々と説明していると、居眠りされました。
衛生管理も仕事のうちと、体育館のシャワー室へ連れて行き、日ごろ洗い残している部分まで丁寧に洗浄しました。
清潔を保ち、規則正しい生活を送ることの肝要さを説いていると、又吉様は窓辺から飛び出し、少年の姿に変身して逃げてしまいました。
そのうち戻ってくるだろうと思いつつ、実験室へ移動してメンテナンスをしていると、気配を忍ばせた権田原様に後ろから抱きつかれました。
ノックも無しに侵入するのはマナー違反だと注意したところ、せっかくのハンサムが台無しだと論点をすり替えられました。
そこへ又吉様が戻られたところ、権田原様の姿を認めるやいなや、猫の姿になって廊下を走り出しました。
猫またと死神の追いかけっこが、どういう結末を迎えたのかは、僕の知るところではありません。
ポイント
・煮干しを要求する猫に食べ過ぎは毒だと言う
・清潔を保ち規則正しい生活を送ることが大切
・メンテナンス中にノックも無しに侵入される




