表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神怪だって、人間です!!  作者: サツマイモ
教師・涼風羽天編
93/140

すずかぜコミッション 1つの答え

「それと、私恙蒼葉と、茅野咲姫です」


「うわあすっげえ、本物の茅野咲姫だよ結ちゃん!」

「そうですね、顎の曲線が綺麗な2次関数を描いていてエロいです、赤根さん」

「2、2じかんすう?あ、ありがとう」


「では、始めましょう。今この現状をどう思いますか?」

「翠的には、今の状態は、そこまでわるくはないんじゃなかにゃーと思いますよ!」

「そ、そうですか」

「しかし、この街が汚れてしまうというのは悲しいことですわ」


「宮聖さんは、どうすればいいと思いますか?」

「そうですね、工場は他のところに預けてしまえばいいのではないのでしょうか、例えば北方諸島とか」

「…なるほど」


「あ、はいはい!」

「どうしましたか、赤根さん?」

「さっきのと被っちゃうんだけど、工場を一手にまとめてしまえばいいんじゃない?そうすれば環境破壊にもならないし!」


「…そうですか」

「萌黄さんは、どう思いますか…って寝てる?!」

「ごめんね、この子すぐ寝るんだ」

「そうですか、羽天さん。じゃあ、青村さんは…ってこちらも寝てる⁈」

「たぶん興味ないんだろうね」

「そうですかって納得はできませんけれど。じゃあ、いろはさんはどう思いますか?」


「え、私ですか⁈わ、私は…その、宮聖優奈さんの意見に賛成で、その上で赤根さんの意見も魅力的だと思います。やっぱり、この中だと誰かが発表してしまえば議論されないんですよね」


天才の結論は、皆同じになるということだ。


「じゃあ、最後に羽天さんはどう思いますか?」

「え、私?」

と言ったとたん、うちのクラスの子たちが一斉に顔をこちらへと向けた。それもそのはず、私は意見を言わないからだ。珍しいちゃんとばかりに視線が集まる。


「え、ええと、そうだな。これからは、工場だなんて非効率的なことなくなるだろうから、そこまで気にしなくてもいいんじゃないかな?実態が要らなくなる世界が始まると思うよ。たとえば、その辺の図鑑や辞書が要らなくなるとかさ」

「…でも、それは未来的なことであって、今現在の解決には」


「だから、それくらいは残しておいた方が良いってことよ。免疫っていうかさ。ある程度汚れていないと、すぐに風邪をひいてしまうからね」

「…じゃあ、現状維持ってことですか?」

「どちらでもいいよ。動かしてもいいし、このままでもいいと思う」

「おお!」


クラス7人の視線が熱くなるのを感じた。いやあ、久々に緊張した。


「さっすがです、神!」

「僥倖です、神!」

「論理さは少し疑いますが、さすがです神」

「さっすが~神!」

「さすがですわ、羽天様」

「さすがです、涼風先生!」


「神って呼ばれているんですか?」

「そうだよ、蒼葉ちゃん。私はこのG-1クラス担任の神様こと、涼風羽天なんだよ!」

「…へえ」

ちなみにGはジーニアスのGだ!


「そうですか、じゃあこの委員会は今日を持って解散とします」

「これ何の意味があったの?」

「さあ、でも一応やったということを示しておかないと。住民からの苦情ってそのままにするわけにもいかないんですよ。またお願いするかもしれませんが、その時は宜しくお願いします」


「分かったよ」

「行きますよ、先輩」

「ぁあ、ふつかよい~」

「もう、何言ってるんですか!」


「茅野咲姫さんでも二日酔いってするんですね」

「めっちゃきゃわいい!」


「あ、ありがとう。でも限界」

「ああ!ここではちょっと!」

数日後、三波ちゃんから連絡があった。


「工場の移転終了しましたよ。また賑やかになるので、神事のし甲斐がありますよ!久々に腕が鳴ります!」

「そうか、なら良かった」

「今度また遊びに来てくださいね」

「分かったよ」


でも、その前にこの子たちを学校にもどさなきゃいけないんだよねぇ。


抑制と育成。彼女たちには、少し辛い決断をさせてしまうことになりかねないけどね。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ