みつはミラクル 初めの水。
あなたに、大切な人はいますか。
いきなり問いかけたところで、じゃあ大切の定義って何と聞かれたら何も答えられないですけれど。どういうことなのでしょうかね。
見方は人それぞれなのでしょうか。
成長を見届けたい人。一緒に同じ道を歩みたい人。いつまでも目標の存在。色んな関係性がありますが、私はやはり神様でありますし、姫と剣士の関係と言うのもすごく憧れがあります。恋心という、そういう関係ではないような関係。すごく萌えます。一番信頼している近衛の剣士と、一生を賭けて守り抜くと誓った姫。いい関係ですよね。あ、ちょっといいこと思いついたな、メモしとこ。
閑話休題。
もしかすると、大切と言うのは、信頼関係があるということなのでしょうか。信じられる人、頼れる人。完全に受け身ですね。
そしてそれをなるべく切りたくないということなのでしょうかね。
それに関しては少し野暮な苦言を呈したくなる私ではありますが。
だって、切りたくないって言うのは、弱腰になっているじゃないですか。そんな弱腰で、守れるのかって話です。あれ、その話じゃないって?では、そういうことにしておいて、もう一度お尋ねします。
あなたに、大切な人はいますか。
奥さんもしくは旦那さん、そこまでいかなくとも彼氏さんだったり彼女さんだったり。あるいは、お兄さんやお姉さん、はたまた妹さんや弟さん。親御さんだったりするでしょう。
そこまで他の人の家庭事情に踏み込むわけではないので(神様なのに)よく分かりませんが、どういう人が大切な人なのかはやはり自分で決めるべきなのでしょう。
そして、誰かに唆されたから大切でなくなるというのは、やはりいいとは言えませんね。必殺手のひら返しですか、それは残念です。
逆に、自分の信念や信条、心情を変えてまで我慢しながらでも大切だというのは、それは本当の意味での大切な人なのでしょうか。
人生には、色々な人に出会うことが多々あるそうですね、学校で聞きました。
ええ、学校です。神様にも、一応試験とか研修とかあって大変なんですよ?
それはともかくとして、出会いと言うのは大切にした方が良いです。でも、無理やり出会うというのは、あまりいいものではありませんね。偶然だからこそ面白いというところが私的にはあると思います。スポーツなどが最たる例でしょう。強いチームがいつでも勝つわけじゃないというのは、すごく興味がそそられます。いいですよね、そういうの。
偶然の遭遇。
ランダムな出遭い。
何が言いたかったのか、自分でも忘れちゃいましたけど、少なくともこれは必然的な出遭いではなく、偶然が重なって起きたことだとは言えるみたいです。
偶然にも、同級生が住んでいた島に。
奇跡的に、病院を経営していて。
思いがけず、研修に来ていた人が。
たまたま、神怪と関係を持っていた。
ご都合主義と言われればそれまでですが、こういった偶然も大切にしていきたいですよね。そういう経験則はいったん忘れて、楽しみたいものです。
あ、そろそろ羽天さんが来る頃合いです。今日は時間もあるので思う存分話してほしいですね。私の活躍もあるらしいので。
ピンポーン
「あんた、病気治せる?」
「いきなりですね。どういう病気ですか?」
「それが、なんか難しいんだよね…なんて言ってたかなぁ?」
「病気によって変わるんですけど…」
「内臓が、無いんだけど。」
それって生きていられるのですか?というか、生きていると言えるのでしょうか?哲学的なことはよく分かりませんけど(単位落としましたし)生物学的にも相当生きているとは言えない状況と言いますか。死ぬしかない状況ですよね。
回復の見込みがないし。
快方に向かうことがない。
「これは、断定したわけじゃねえけど、確定したことでもねえけど、山菱菊梨が絡んでいる。」
「間違いないんですか?」
「ああ、あの食べ方はあいつしか考えられねえ。」
山菱菊梨。最年長神怪にして、食物連鎖の頂点。
「詳しく教えて頂けますか?」
「話すと長くなるぜ。」
「ええ、時間はたっぷりございます。」




