スーパーインターミッション
えー、作者の厠です。本作もいよいよ折り返し地点に来まして、ひとまず読者の皆々様に感謝申し上げるとともに、いい加減飽き飽き………もとい、煮詰まって……じゃなかった。結構お疲れの向きもあるのかな? と思い、休憩がてら、ここらへんで制作秘話とか裏話とかをお送りしたいな、という趣旨となっております。そんなもん興味ねえよという、せっかちな御仁は読まなくても全然大丈夫ですので、読み飛ばして頂いてOKですよ。興味のある方は読んでいただけると個人的に超嬉しいです。
「巨大ロボット、まだ出ないのー?」という意見がそろそろ出てくるのも重々承知しております。いましばらくお待ちを。もう出ます。すぐ出ます。このあと出ます。大暴れします大活躍します敵も街も破壊しまくって地球は存亡の危機を迎えて独裁者が演説ぶって神が降臨したりしなかったり異世界に召喚されたり登場人物全員死んだりちょっとエッチな展開もあったりてな感じで超展開いたしますので、もうしばらくご辛抱ください。
さて、今後の盛り上がりを匂わせつつ本作、スーパーロボットタイヘーンの制作秘話をお送りいたしましょう。
破天 荒死郎
はい。本作の主人公ですね。挿絵でご承知のことと思いますが、巨大ロボの主人公にしてスキンヘッドという、まさに破天荒な主人公です。(他にワ○パ○マンとか一○さんとか○鶏とかメジャーな主人公もいますので、そうとも言い切れませんね)賢明な読者諸兄は大体察しがついておられると思いますが、初期設定ではこいつ、「破天 荒児」という名前でした。そうです。パイルダーオンでブレストファイヤーなあの偉大な主人公の名前をパク……いただく予定だったのです。じゃあなんで変わったのかというと、日本全国の荒児さんに申し訳が立たないという個人的な良心に依り、涙を呑んで改名しました。
ではコウシロウはいいのかというと、やはり良心がチクチクと痛みますが、コウジさんに比べれば圧倒的に少ないであろうという憶測と、漢字なら同名は絶対に存在すまいという妥協のもとにGOサインを出しました。全国のコウシロウ様、この場を借りて謝罪申し上げます。ごめんなさい。
ともあれ、こちらの名前も結構気に入ってるんです。スーパー系好きの方ならニヤリとすることでしょう。そうです。こちらの名前なら、あのロボットアニメの主人公、破嵐万丈をパク……いや、強烈に意識している事実がもう一目瞭然だからです。
大体がして主人公ロボにしてタイトルにもなってるタイヘーン自体が無敵鋼人ダイターン3のパク……いや、オマージュですので、これがピッタリではないかと思う次第なのであります。
ハカセ
本作の準主役というか、むしろこちらが本命かと思うほど作中では絶賛大活躍中の主人公ロボの開発者……ではありません! 作中でも触れているように、設計、開発したのはありすであり、このオッサンは何者なのか、実は作者にもよく分かっていません。まあ、続編とかあればそこで明かされる……かも。
本項の執筆にあたって壱話から読み返しましたが、権護道段という名前があってビックリしました。作者自身、忘れてました。いいのか? これ……
↑んで、こちらが初期設定のハカセのイメージだったのです。なんか悪の科学者っぽいですが、初期設定ではどう見ても悪の科学者なんだけど、心は正義の科学者で、周囲から誤解されて迫害を受ける……という設定だったのです。ただそれを小説でやるのはいちいちメンドいので、もう普通のビジュアルでいいやとなったのです。
ベリエザス
お待たせしました! 本作のヒロインにしてラスボスにして金髪ツインテールで高飛車お嬢様キャラの女王様というテンプレ設定がとめどないベリエザスさんです。どうでもいい情報ですが、このキャラ、作者の理想像だったりします。こんな彼女が欲しいです。実際にいるわけないのは分かってるけど、こういう女性が好きなんです。まあ、いたらいたで、ものすごく疲れそうですが。ただ、容姿は全く好みではありません。好みじゃないけど、性格で好きになりそうなタイプと言いますか。
容姿で言えば侍女のワットアネントさんの方が好みだったりします。本文では容姿に言及してませんが、黒髪ショートカットという容姿がラストの方で明かされますので、最後まで読んでいただければ理解できるかと。まあ、挿絵にもあるんですけどね。でも、性格は全然好みじゃありません。容姿が好みでもこんな女はノーサンキューです。どこかの馬の骨とくっついて欲しいです。いや、そんな贅沢言える身分でもないんですけどね。
こんな微妙なキャラ設定しかできない自分がもどかしいです。なぜ自分の理想像が具現化したようなヒロインが生み出せないのでしょうか。
余談ですがこのキャラ、某国王室の某女王陛下の名前をもじってるのはご周知のことと思いますが、執筆中に名前が逆転してしまい、どっちがどっちか分からなくなるという珍現象が起きたのを覚えてます。テレビとかで「エリ○ベス女王が……」とかいうアナウンスが聞こえると、あれっ? と、一瞬考えてしまうことが度々ありました。小説あるあるなんですかねぇ。それはさておき、この場を借りて英国王室と仏国貴族の皆々様に謝罪申し上げます。なんかもう、いろいろごめんなさい。
スーパーロボット タイヘーンスリー
えーっと、いまだに登場していない主人公スーパーロボです。パイロットたちが心をひとつにした時、三機のメカが合体する、少年の心ほとばしりまくりな王道激アツ巨大ロボなのです。
……なんですけど、この設定絵のとおり、全くイケてません。中○人民○和国のテーマパークにオブジェとして展示されてるロボットみたいです。作者のメカデザインセンスのなさが全ての原因です。本音を言えば石垣○哉氏とかカ○キハ○メ氏とかにメカデザを依頼したかったのですが、全然知り合いじゃないし、連絡先も分かんないので泣く泣く断念しました。(ホントか?)
実はこの作品、最初は「スーパーロボットタイセーン」という、実にひねりのないタイトルで執筆を始めたのですが、ある日TVのCMで「スパロボで、検索」というフレーズが妙に引っかかり、これはもしかして何か問題になるのでは? と気付き、泣く泣く改名することにしたのです。(こんなのばっか)
作者のネーミングセンスのなさが全ての原因です。しかし、この経験も作品にギャグとして反映できたのですから、決して無駄ではなかったと思っています。
んで、一字変えてタイヘーンとしました。これによってタイトルがそのままズバリ、ダイターン3の丸パク……リスペクトになるという、思わぬ副次効果もありました。
とまあ、こんなかんじです。他にもありすとかスパイマンとか早乙女とか語りたいキャラはいるのですが、くどくなりすぎてしまうのでこのへんで。機会があればいつかやるかも知れません。あと宣伝になってしまいますが、姉妹サイトのみてみんさんにて本作のイラストとかアップしてます。挿絵以外にもボツ絵とかもあるので興味のある方はこちらもどうぞ。もしかするとちょっとエッチな絵もあったりなかったりするかも。(やや誇張アリ)
それでは、大体の謝罪と宣伝も済んだところで本作の後半戦、行ってみましょう。 タイヘーン、カムヒア!




