表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/108

朱雀さんの愛情表現⑦

「そういえば、葛の葉はどうした、あいつのが薬物に詳しいぞ、毒薬番長だ」


朱雀は少し考えてから


 「えっと、なんて言ったっけ、お百度参り中で、今人に会えないんだって」


「それは、お百度参りじゃなく丑の刻参りだろう、誰を呪ってるんだ」


 「稲荷様、ものすごくののしられたらしいんだ」


「まったく」青龍はがっくりと肩を落とした。


 「何で、そんなに執念深いんだ」


 あれから一か月はたっている。


 「いや一週間だけ呪おうとしたら、頭のろうそくが倒れて髪の毛が燃えちゃって、今やり直しの


最中らしいんだ」


 「ばかか、自業自得だ 頭が燃えたってどのくらい」


「転んで藁人形に引火して、慌てて消そうとしたら、髪の毛に燃え移って


転げまわってそこから神社の階段落ちして泥まみれで、足引きずって


真っ青になって帰っってきたそうだ。


 清明様が悪霊と間違えて封印しかけたらしいがガスバーナーで応戦したらしい」


 青龍は夜中の神社でパニック起こして、釘とかなづちをもって、ぐるぐる転げまわっている姿を


想像し、また清明様との戦いを想像したら笑いが止まらくなった。


 朱雀にもそれは伝染して二人でげらげら笑った。


「あいつは、陰陽道じゃなくハンムラビ法典を信じてるんだ」


 「ぎゃははは陪審員とかなったら最悪だね、まあ、大したことはないが今ショートボブになった


それを、あの愛人の人が気に入ってさ、まあ不幸中の幸いだね」


 「確かに・・・」


「とにかく夜になったら、出かけよう」


挿絵(By みてみん)



 (とにかく白虎どのを喜ばせねば・・・・)


朱雀は固く誓った。





 




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ