朱雀さんの愛情表現55
誰かに 優しい声で呼ばれた。
「セイリュウ」あ、天使のささやきだ、俺を見捨てなかった、天使の声だ
俺はゆっくりと目を開けた。
眼鏡をかけた白衣の青年が俺を見ている。
(誰、これ)
「よかった、青龍」横からレグが顔を出した
(それは、いいけどこれは誰)
と思ったが、声がでない
「水を飲む?」うなづくとレグがやさしく頭をもって起こしてくれて水を飲ませてくれた。
「青龍ずっと起きないから心配でお医者さんに来てもらったよ」
(ああそーなのね優しいな、やっぱり)
「それより後は安心ですから、買い物をお願いします。」
その医者が言った。
(どこに行くの?)思わずそでをつかんだ
「大丈夫、すぐ帰ってくるから、君脱皮するんだろう、僕はいないほうがいいだろう
それに脱皮後の食べ物を買ってこなきゃ」
安心させるように自分の頭をポンポンと優しくたたいた。
「すぐもどってくるから」優しいほほえみにうなづいた。
ずいぶん心配かけてしまった。
レグが立ち上がると、医者も立ち上がって
「これは、病気ではありませんから心配ありません、私は何回も立ち会っています」
「そうですね、青龍も幸せだな、幼馴染が妖怪も見れる医師だなんて・・・」
(あう、今なんかいった、おさななじみ、お?さ?な?なな、おさかな
あれは・・・あれは、きっしいいいいー)
絶叫したかったがぎゅーんという変な音が出た
そして、無常にもぱたんとドアが閉まる音がした。




