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朱雀さんの愛情表現⑤ 注文のできない料理店
「わかった、わかった」
「本当にわかったのか?」「心からわかった」
ようやく白虎を降ろし、一息ついた
「何なんだ お前は結婚式がしたいのか?」俺が訪ねると、「違うのバレンタインがしたいだけなの」
「チョコあげれば済むことだろう」
「うーん 白虎殿は甘いものがだいっきらいなんだ そんでもってお前に頼みがあるんだけど・・・・」
「俺、料理とかできないぞ」
「違うの、買い物に付き合ってほしいだけなの」
「そんなもの自分でいけばいいだろう」
「それがだめなんだ」
「なんで?」
「お前、サイサイカフェ知ってる?なんだそれ」
「元の名は災最飯店」
「げ、あのババのやってるとこか?」 「なんだカフェって、ただの食堂だろう」
「ただじゃない、料金が異常だ」
「ああたしかに、何を要求された?」
「舌」 「あ?」
「舌だよ、これ」朱雀は舌を出して見せた
「何でだ?」
「鳥妖怪の舌は薬になるみたいなんだ」「いいじゃないか、二枚あるだろ」
朱雀の手が足元に転がっている褌にのびた 「アルコール一晩で煮しまった盾をくらわすぞー」
「わかったから」俺は叫んだ