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朱雀さんの愛情表現㊻

 少し吐き気が収まったので、横になった。


 「クーちゃん大丈夫?」


  おぼちゃんが心配そうに言った。


「うん、大丈夫、」葛の葉は答えた。


 スズメたちは、ちゅらちゅら鳴きながらオレンジの光くわえて


 どこかに飛んでいく。


「婆様はどう見えた?」葛の葉は横になって聞いた。


 挿絵(By みてみん)


「きれいだなあ、怒ると怖いけど、僕には婆様がとてもきれいに見える、むかしから・・・・」


 おぼちゃんが答えた。


 「そう、やっぱりおぼちゃんは心がきれいだから、ほんとのことが見えるのね」


 葛葉が横になったまま言った。


 「なんで、婆様は天から降りて閉じこもってしまったの?」


 「それはね、たくさん戦争があったでしょう、たくさんの人たちが死んだけど、婆様は動物の守り神だ


  からね、なんでそんな目に合うのかわからずに死んでいく動物たちを見てるのががまんできなかった


 のね、誰も動物なんか気にしないしそんな余裕もなかったし、もちろん食べなくては人間も生


きていけないのでそっちは優先したけど、婆様自体が毒を食べすぎて倒れてしまった。


今度のことは大したことないかもしれない、でももうわしは婆様にあんな思いをさせたくないんじゃ」


  婆様が作る料理はおいしいがそんな無力な動物たちの災難や苦しみが入っている。


 もちろんあの店を訪れるものはそんなことは知らない


  婆様は願いや望みの大きさに応じて料理を作る、願いはかなうがそれに応じた苦しみは引き受けなけ


ればならない。


 「もう一つ聞いていい」おぼちゃんが言った。


「いいわよ」葛葉は言った。


 「レーセンって何?」


 「ものすごく複雑だし、ものすごく気分が悪いんで、ものすごく簡単に言うとね、ソ連とキューバが手を組


 んで、アメリカと戦おうとした、その時に核を開発したらしいんだけど、いくつあるのか、それがはっ


きりとはわからなくてね


  しかもキューバ側にはその威力を知ってるものがほとんどいなくて、それを探るためスパイ戦に


なったの、そしてアメリカの偵察機がそれの基地を見つけた、その数が30個以上」


 「ええ?、ほんとお」


「私もわからない実際には見たわけじゃないから、でもその数が爆発したらどうなるかはわかるでしょ


う」   


 「うん」おぼちゃんが言った。



 「それで、発見されて銃撃を受けた偵察機は慌てて逃げた。


逃げて飛行機がズタズタなことを上官に責められた。


  パイロットは言った、スズメの群れに巻き込まれたって、本当のことを言ったら戦争になるから、


  そしてボタンを押されてしまう


   誰だって、スズメが戦闘機に勝てるわけないのはわかる


   でもそのウソをつきとうさなければ世界は終わる」  


  「でもなんで占いで先が見えなかったの」


  「上の人が動いたから、あるいはもっと上の絶対的な人が、上の世界だって無事ではいられないで    

   しょう、 だから、力の弱い者には先が見えなくなった。


     ねえ、たまにはね、そんな冗談みたいな嘘で世界が救われることもあるのよ


  婆様も必死で毒があることのわかっている料理を食べ続けたんじゃ


   暗い店に閉じこもって真剣に料理を食べ続ける婆様でも誰がそれを笑える?

   

  だから婆様はおかしくなって、時々ひどいいたずらをするが、わしには憎めんのよ」


   「婆様についた嘘は大丈夫?」


   「だからこれ」葛の葉は誓約書をひらひらさせて笑ったが、忘れていたことがあった


    まだ、契約中のものがいることを、婆様の怒りは葛の葉が思っていたより大きく


   意外な場所に突然の吹雪のように舞い降り惨劇の幕が上がることも・・・・


 

 挿絵(By みてみん)

  


 


 






  

大急ぎーで書いたので後でなおすかも・・・

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