朱雀さんの愛情表現㉝
そうだ印を結んで、と思ったら何も起こらない
あの婆の仕業か、なんでだなぜなんの罪も咎もない、俺がこんな目にあわねばならぬ
大体あそこに行ったのは、俺は付き添いで頭の中でまた堂々巡りが始まると耳元で
「ね、何があったの、いや君みたいきれいなこ 初めてだなあ」
などと気色の悪いが心からの声が聞こえるので振り向くと視界いっぱいに親父の顔が広がったので
思わずギャッと言って飛びのいたら転がってしまった。
これはいつも俺が陥いれられるパターンだが、なんだか今回はスケールが違うような気がする
通り過ぎるものが我も我もと振り返っていく、いやこれ振りかえってるんじゃない
集まってきてるんだ、たとえて言えば誘が灯に誘われる蛾の様に
ええええええ俺はキダタロー今こそ
キダタローになりたい
パンチョさんでもいい
携帯、携帯 ぽけっと探ってさあっと全身から血が引いた。
確かに体温が5度くらい下がった.
携帯がない、そういえばショックのあまり28時間ぐらい
全力疾走してたので体も疲労こんばい
してあんまり動かないし、あちこちでカーブとか曲がり損ねたので打ち身でいろんなところが痛い
でもそんなことは、どうでもいい、先を見なくては・・・
俺は今恐ろしくいびつな愛の光を全身にあび、そして振りまいてるんだ。
そして、腐って、発酵した愛で、明日の朝にはいっぺんの肉片も残さず、いや残っていたとしても
奈良漬けとかふなずしみたいな発酵食品に変化して、風化してきえていく
そこまでが鮮明な走馬灯のように回った、すると逃げなければという気力が消えていく
待って行かないで、きえないで・・・・らんらんらららんらららら らんらんるー
遠くからナウシカのテーマが聞こえる、でも歌ってったているのは半笑いの黄色いピエロ
ころさないでええええええー