朱雀さんの愛情表現㉘
「ちょっとおちつきましょう」葛葉が言ったがカップをもつ手がカタカタ震えた。
「青龍はものすごいショックを受けると中2に戻ってしまいますの、体もです
知ってましたわね、婆様」
「ああでもこないだなったばっかりだろう、しばらく戻れないはずだが・・・」
「知っていてなんでそんな嫌がらせをするんです?」
「面白いからだよ、それよりきのこのほうが大変だ」
言いながら婆様は、水晶玉を覗き込んだ
清明様が自分の部屋で、ふらふらとと言うよりふにゃふにゃと動いていた
それは自分の意思と言うよりは、磁力と引力に動かされているような感じで
体をゆっくりと体をくねらせていた。
「何ですか、これ」
久積の葉が聞くと 「物まねじゃないかね」婆様が言った
「何の物まねなんです?」
「たこだろう」
「そんなわけないないじゃないですかイカですわ」
清明様の顔には、悦楽の表情が浮かんでいる
「気持ちいいんですの?これは」
「魚介類だからね」婆様がまたわけのわからない答えをしおぼちゃんが
「お代わりしていい」ケーキを取りに行った
あやしいおどりはますます激しさを増している。