朱雀さんの愛情表現㉖
どんな妖怪でも、常識の範囲で考えられないくらい長く生きれば正気を保つのは難しい。
あの場所では、特にそうだが婆様はそれが楽しいという
「どうしたの、クーちゃん」
黙っているとおぼちゃんの声が聞こえて来た
「うん、ちょっとね ぼっとして、一応ね、保険に朱雀の戦闘能力を借りて来たんじゃ、きゃあ」
「どうしたの?」
「すごい、44マグナムが片手で持ちあがる、両手でも無理だったのに・・・・」
「クーちゃん、無理すると能力がなくなった時、ぶり返しが大変だよ」
おぼちゃんが言った
「ああ、そうじゃった、マニキュアがはがれてしまった」
船着き場にはすぐについた
周りには人の気配がない。
船のつく時間を見合わせてきたからだ
葛の葉は素早く、結界を張り牛車から降りたおぼちゃんは人の体になって店に入った。
「久しぶりだね」婆様はすぐに出て来た
「お婆様お元気そうで・・・」
「髪はイメチエンかい?」
「知ってるくせに」笑いあっていると
「婆様」
おぼちゃんが満面に笑みを浮かべながら抱きついた
おひさしぶりです
インフレンザにやられてました リハビリだけど大変なことになったら許してね
誤字脱字 教えてね(´・ω・`)