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朱雀さんの愛情表現②

 予定がないというのもいいものだ


季節にもよるが、俺は春の来る少し前が一番好きだ


 昔はこんなにのんびりできなかった。


 泳いでいないと死んでしまうサメのような気持ちが常に付きまとい、時間を無駄にするとすごく残念な


暗い気持ちになって、イライラした。


 そーだなあれが貧乏性と言うものなのか?


 旅行に行って好きなだけ風呂に入ったり、好きな時間に眠ったりして、そしてレグに会って何の目的も


なく歩いたり話したり歩いたりするのが楽しいことだとわかった。


 そして 憑き物が落ちたよう気がして、そしてレグがいなくなってしまったらまたイライラと心がささ


くれ立って、かといって、何をしたらいいのかわからないし、何もしたくないまますごしていた


 そんなとき世の中には、恐ろしく間の悪い奴がいる


俺にとってはあのチビ鳥だ、これも相性と言うものなのだろうが


そーゆうときに限ってからかったり、つまらない下ネタを振ってくる


 それでここのところ無視しあっていた。


挿絵(By みてみん)


 ところが、昨日のレグの話を聞いて話がハリエットのところになるとあの鳥はぽろぽろ涙をこぼした


  そういえば、普段こにくたらしいくてがさつで乱暴でもあるのだが瞬時に人の気持ちを読み取れる


しなやかさも持っていたのだなと思い出した。


  いまだにタカラジェンヌにあこがれてるし、単に間が悪いだけだったのに悪いことをしてしまった。


  レグも涙ぐんでいい感じのところに、白虎が酒の匂いをプンプンさせてねぐせのツキまくった髪と顔


で、着物の間からパンチラならぬクロナマチラで入ってきたので思わず「あ、あれ」と言いながら


 レグの視線をそらした


 その間に朱雀がものすごい回しげりを放ったので白虎は海老の様に体をまるめたまま後ろに飛んで


次の部屋の襖をも破って一瞬でフェイドアウトした


 全てはタイミングなんだとその時思った。





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