表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/108

朱雀さんの愛情表現②

 予定がないというのもいいものだ


季節にもよるが、俺は春の来る少し前が一番好きだ


 昔はこんなにのんびりできなかった。


 泳いでいないと死んでしまうサメのような気持ちが常に付きまとい、時間を無駄にするとすごく残念な


暗い気持ちになって、イライラした。


 そーだなあれが貧乏性と言うものなのか?


 旅行に行って好きなだけ風呂に入ったり、好きな時間に眠ったりして、そしてレグに会って何の目的も


なく歩いたり話したり歩いたりするのが楽しいことだとわかった。


 そして 憑き物が落ちたよう気がして、そしてレグがいなくなってしまったらまたイライラと心がささ


くれ立って、かといって、何をしたらいいのかわからないし、何もしたくないまますごしていた


 そんなとき世の中には、恐ろしく間の悪い奴がいる


俺にとってはあのチビ鳥だ、これも相性と言うものなのだろうが


そーゆうときに限ってからかったり、つまらない下ネタを振ってくる


 それでここのところ無視しあっていた。


挿絵(By みてみん)


 ところが、昨日のレグの話を聞いて話がハリエットのところになるとあの鳥はぽろぽろ涙をこぼした


  そういえば、普段こにくたらしいくてがさつで乱暴でもあるのだが瞬時に人の気持ちを読み取れる


しなやかさも持っていたのだなと思い出した。


  いまだにタカラジェンヌにあこがれてるし、単に間が悪いだけだったのに悪いことをしてしまった。


  レグも涙ぐんでいい感じのところに、白虎が酒の匂いをプンプンさせてねぐせのツキまくった髪と顔


で、着物の間からパンチラならぬクロナマチラで入ってきたので思わず「あ、あれ」と言いながら


 レグの視線をそらした


 その間に朱雀がものすごい回しげりを放ったので白虎は海老の様に体をまるめたまま後ろに飛んで


次の部屋の襖をも破って一瞬でフェイドアウトした


 全てはタイミングなんだとその時思った。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ