表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
107/108

朱雀さんの愛情表現107

  きれいなもと猫のウエイターたちは、しなやかで素早くテーブルを回り目を光らせている。


  清明様はこういう場所になれているのか


くつろぎながら食事に集中している。


 今まで自分が作ってばかりいた葛の葉はなかなか落ち着けなかった。


「どうした?」清明が聞いた。


「はあ、あの何か落ち着かなくって」



挿絵(By みてみん)



  「そうか、お前はずっと作ってばかりだったからな」

 

 それから料理をすすめ、いろいろな話を持ち出した


  ゆっくりと話し合いないながら食べたり飲んだりする楽しさを熟知している清明の


 話を聞いていると緊張が解けて落ち着いてきたそれに料理はものすごくおいしかった。


  思い出話は山ほどある


  この先はわからないけど・・・・


 (なに、当分大丈夫だよ)


頭の中に声が聞こえる。


 (思念で話すのは禁止ではありませんでしたの?)


 (今回だけだけど式神でも転生できるんじゃないのかい?


  それになまじ神でも足を取られないとは限らない、私のようにね)


 それだけで姫の思念はぷつんと切れた。


  (そうね、朱雀が言っていたし、清明様も永遠に生きるとは限らない)


極限的な状態ならないとわからないことがある


   どんなものにも必ず例外がある


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ