103/108
朱雀さんの愛情表現103
店内は明るくて植物がたくさん置いてあって清潔感があり前とは格段に違う
「ほうこれはすごいな」清明が言った。
「一番違うのは厨房ですわよ」葛の葉が言った。
美しく変身した姫がてきぱきと働いている
それを見た、清明が慌ててあいさつに行って、二言三言かわしてから
白いボブのかわいらしいメイド服を着た女の子が席まで案内してくれた。
「ねえ、あなたはもしかして」葛の葉がいうと
女の子が答えた。
「はい、シロコですにぁ おかげ様で人間の姿になれて、
でもよくまだしゃべれないのですのにゃあ、でも毎日たのしいですううなぁぁ」
「そうそれはよかった」葛の葉がにっこりした。
奥の席は周りから少しひっこんで、ちょとした個室の気分が味わえる。
「さあ、何がでてくるのかしら」葛の葉が言った。