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~プロローグ(3)~
俺は今、その美しーいと思っていた女神を見ている・・。
溜め息をつきそうになるほど、予想とは異なる女神が現れた。
その予想外の女神は、俺に鋭い視線をかけた。
女神「なんじゃい、その呆れた顔は?悪かったのぅ、こんな老婆で。」
俺「あー。いやー、そんなことないっすよ。」
もちろん、これは俺の芝居だ。
女神「そんなのお見通しじゃ。今、心の中でそんなことは思ってなかったじゃろ。」
俺「すいません。」
こういうときは謝るしかなかった。
女神「もうよい。どーせあたしゃ誰からでもそんな顔をされるんじゃい。」
まぁ誰でもそう思うだろう。地獄にいた方がふさわしいだろう。
女神「おい!」
俺「ギクッ・・」
女神「これはどういうことだ?」
机に気付いたらしい。
俺「すいません。」
女神「事情を説明してもらおうか。」
・・・鬼老婆だ!
女神「ああ?」
その後、長い拷問があった。