All Right
ああ ありきたりな毎日
擦り切れそうな 刺激など無い
もう何を楽しみにして
生きればいいのかなんて問い疲れた
息が詰まるような毎日
現住所ガチャで隣の芝は青く見えるね
なんて無様で醜いばかりの
嫉妬塗れの人生
『今がずっと続くわけじゃなく
何十年かの中の一部だ
とか上辺の言葉なんかもうさ
聞き飽きたよな 俺も同じさ
それでも一瞬思いを馳せて
上辺の言葉を信じて生きる
それで今日を乗り越えられたら
明日も生きてみようと思える日がきっと来る』
齧り尽くしたルーティンから
何を選べば満たされるの?
もうやりたいことなんてない
何を選んでも結末が見える
『嘆きたい時程動かない
心技体 先が見えないくらい
平凡に飽き飽きしていても
どうかこの声が間に合えと願う
平凡な人生 All Right
平凡な人生 All Right
平凡な人生から非凡な未来描けなくたって
平凡な人生 All Right
平凡な人生 All Right
いつか気付くんだ
それぞれの人生 それだけで非凡だ
Keep on Talking
Keep on Moving
Keep on Dreaming』
ああ ボロ雑巾のように足掻く
これが人生 世界よ咲え(わらえ)
今 私は笑えているか
頭の中は黒寄りの灰色
塞ぎ込むような毎日
隣の芝の色すら分からない
なんて色褪せきってしまった
呼吸するだけの空っぽな人生
『今がずっと続くわけじゃなく
何十年かの中の一部だ
とか上辺の言葉なんか
今生きているこの時に一ミリも響かなくても
俺は今日も歌うさ
上辺の言葉をうわ言のようにただ
それで君が今日を生きられたら
明日も生きてみようと思える日がきっと来る』
あの手この手を尽くしてみて
無力の数だけ絶望が育つ
空回りする日常にもう
希望を待ち信じることを投げる
『嘆きたい時程動かない
心技体 無理が効かないくらい
災難に飽き飽きしていても
どうかこの声が間に合えと願う
多難な人生 All Right
困難な人生 All Right
こうなんだ人生なんて苦難を嘲笑ってみたって
これも人生 All Right
こんなんも人生 All Right
生きていればこそ
それぞれの人生 それだけで懸命だ
Don't stop Talking
Don't stop Moving
Don't stop Dreaming
Keep on Talking
Keep on Moving
Keep on Dreaming』
遠くでどれだけお気遣いいただいても
「口先だ」って皮肉しか言えない
『今は余裕が無いだけ
それでも君に言葉は届いてる
それならばどうかこの声が間に合えばいいと願う
それしか俺には出来ないから』
『ちょっとここでいっちょ休憩
とあるエピソードを聴いてくれ
昔あるところに朝から晩まで世界が闇に浸り切った錯覚と共に
色も味も香りも感情も美しい音楽の旋律も
あらゆるものから切り離されたと絶望して息絶えた奴がいた
そいつに希望を語り掛ける文字も音も何も届かなかった
いや何も受け取れなかった
って気付いたのは実体が無くなってからだ
得体の知れない何者かになって錯覚の深呼吸
もう肉体が無いはずなのに世界を取り戻したみたいで
思えばあの頃は四六時中
絶えず飽きず考え続けて
答えが無い問いを繰り返して
虚空を彷徨ってるみたいだった
人生の中のひと時にそういう時間はあってもいいんだ、けど
不安も恐れも抑圧して耐えた自分の総ては否定すんな
怖がらずに受け容れていいさ
綺麗事だけが自分じゃないさ
そのことにやっと気付けた奴が
消せない後悔抱えて歌ってるって
それだけさ それだけなんだ』
筋書きのない未来に
生きている限り背中を押される
踏み出す足の向こうに
どんな世界を描けばいいのか
『嘆きたい時ほど動かない
心技体 ならば立ち止まっていい
戻せない結末の前に
どうかこの声が間に合えと願う
君の人生 All Right
今日の人生 All Right
誰かの人生が眩し過ぎて足取りが重くたって
君の人生 All Right
今日の人生 All Right
生きていればこそ
今日を乗り越えた明日でまた歌おう
Keep on Talking
Keep on Moving
Keep on Dreaming
Keep on Talking
Keep on Moving
Keep on Dreaming』
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※All Right→大丈夫
最初気にすんな的な「Don't mind」が思い浮かんだものの、大丈夫ニュアンスの"誰かを励ます"意味合いは無いフレーズのようなので、大丈夫寄りのAll Rightになりました。
いろいろが舞い込みすぎていた夏のある日にふと浮かんだものの、中途半端にしばらく手が付けられず置いてて、やっと書き足した最初が「ボロ雑巾のように足掻く」ってすんごいの出てきたねワイ!?ちょっと打ったら寝ようね!?ってなっていました。
闇深メロディと『』で囲ったゆるポジリリックのデュエット構成にしていますが、闇深さはとことん出してそこにちょっと寄り添いたいゆるポジを添えられていたらいいなと。
ゆるテンポで一応歌える想定では考えている詞扱いでもあります、歌うように読むとまだそこまで暗くないはず...?ただKREVAさんやSKY-Hiさんを足して二で割ったようなリリック担当の男性ボイス(妄想)が頭の中のものを口から再現できない罠
闇深メロディは女性ボーカルのイメージでいますが特に明確なイメージはなし。音域広めかなと。
当初ゆるポジリリックさんは「ただのメンタル強い概念」のようなものを考えていたはずが、休憩中に急に語り出していろいろ着地した感が。
リリック的なものは言葉の流れを意識してみつつ、自分が言われて素直に受け取らなさそうな言葉もいろいろ入れたりなど、実験してみたり発見もあった一作です。
辞世の句になりそうな謎の不安も一時はあったものの、書き上げが見えてきたら憑き物が落ちたような心境にはなっているので、またぼちぼちペースで思い浮かんだら何か投稿します。
何の憂いもなく自由に旅に出たり、穏やかな時間を過ごせる日を願いつつ、自分で変えられないことを憂うのは控えて、変えられるものに目を向けるようにはしていきたいなーとかふわふわ思いつつ。