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異世界カクゲーSPIRIT'sサイキョー伝説[↓↘→+s] ~知ってる?異世界って格ゲー無いんだぜ(絶望)……ハッ!無いなら作ればいいんじゃね(閃き)~  作者: 宮間
Round 7.5:特設ステージ(ボス戦)

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160:死ぬ死ぬ詐欺

俺、前世はニッポン人、名前はロック!(転生者あいさつ)




気がつけば、すぐ近くで銀河鉄仮面(ス★ー・ウォーズ)みたいな呼吸音。



「コォー……フォー……!」



ズシン!ズシン!ズシン!と歩いて来て、グッ!と親指立てるバカが1匹。

その超重装甲の籠手を、ガァン!と思いっ切り模造剣(ラセツ丸)でブッ叩く。



「だ~・か~・ら~!

 『親指立て(グッジョブ)』じゃねーんだよ、ボケがぁ!!」



── ただいま苦情(クレーム)の真っ最中。


お聞き苦しいでしょうが、しばらくお待ちください。



「コォー……、フォー……ッ」



なんか『ふぅ~、ヤレヤレ』みたいな雰囲気出してくる。



(どう考えても、オメーが悪いよな、今のはァッ!?)



「よぉ~し解った、この前の続きが()りてーんだな!?

 上等ぉ、ブッ殺してやる!」



(こっちが『人殺しNG(かつじんけん)』の『剣帝流』だからって、ナメやがって!!

 両手両足斬り落として、二度と冒険者ができない『9割殺し』でガマンしてやらぁ!)



そんな殺意マシマシ全部乗せで腕まくりしてたら、急に邪魔が入る。

しかも、さっき命助けてやったはずの、重装甲騎士だ。



「── ちょ、ちょ、ちょっと待て!

 魔法使いの少女(・・)っ」



後ろから羽交(はが)()めしてくるんで、ジタバタジタバタ。

久しぶりにプッチ~ン☆してたせいで、背後なんて完全に見落としてた。



(テメーこの、恩知らずがぁ!!

 そう言えばコイツも、このガイコツ頭にしか礼を言ってなかったな!?)



さらにイラッ☆とポイントが加算!

『今日は五十日(ごとうび)、ポイント5倍デー!』かよコラぁ!



「待て待て、ケンカを売るには相手が悪いっ、悪すぎるっ

 相手はあの、元AA級(ダブルエース)の『人食いの怪物(マンイーター)』だぞ!」


「知るかボケぇ!!

 この前は、命狙われて激怒(ゲキおこ)を、何とかガマンして見逃して(・・・・)やった(・・・)のによぉ!

 テメーぇ、顔会わせた瞬間に何してくれやがる、このクソ魔物モドキがぁぁ!」



よ~しオッサン、もう【八重裂(マップ兵器)】使っちゃうぞ~?

この『拠点:主戦場(ホームターフ)』とかいう田舎町(いなかまち)ごと消えろ、化物(ジンガイ)め!



「い、命を狙われた?

 見逃して、やった?

 な、何を言っている……、彼はあの(・・)人食いの怪物(マンイーター)』だぞ?」



羽交(はが)()めしてくる無礼な騎士ヤローの『何を言ってんだこのバカは?』という声色に、いよいよ怒りが増幅。



「お前も、コ・ロ・スぞ?」


「な……っ!?」



振り返り、睨み(ガン)付ける。

無礼騎士ヤローも、さすがに絶句。


俺も普通なら『騎士とかプライド高くてエリートな司法権力を相手に、ケンカ売る』なんてバカな事(・・・・)はしない。

だが今は、最近のストレス『塵も積もれば~(チリツモ)』なせいで、頭が煮えたぎって、激情が止まらない。



「だいたい、この世界の連中どいつもこいつも礼儀もかけらもねークズばっか ──」



そんな頭を冷やすように。

急に、ドシャー!と水が滝みたいに降ってきた。


雨なんかじゃ、絶対ない。

まるで滝の水が直撃したような、(おぼ)れるくらいの大水流の落下に、口から泡がゴボゴボォ……ッ。



「── 止めよ。

 フゥ……今さら、人間同士で争う状況か?」



やたら細長い人影が、<長導杖(スタッフ)>を構えていた。





▲ ▽ ▲ ▽



人に出会い頭で、冷水ぶっかけてきた最低ヤローが近寄ってくる。


だから、俺はちょっと水飲んでムセながらも、声を張り上げてタンカを切る。



「ゲフッ……ゲホォ……ッ

 なんだ、テメーもぉ! ──」


「── すまぬ!」



怒鳴りつけてやろうとした瞬間、相手は90度のお辞儀。

いわゆる『最敬礼』状態だ。



同輩(トモ)は喋れぬが故に、誤解される事も多い。

 だが、今回は明らかに行動に非があるっ」



人食いの怪物(マンイーター)PT(パーティ)の目印らしい、角付きの鉄兜(ヘルム)

コイツの場合は、シカの角みたいにスゴい長い。

見てて『シカ角(ソレ)って邪魔にならない?』と思うくらい。



「だから自分が代わりに()びる、誠にすまぬ!

 どうか剣を収めて欲しいっ」


「── チィッ、わかったよ……っ」



こうも素直に頭を下げられると、さすがに怒りを継続するのが難しい。


それに、今さらながらに元師匠(ジジイ)の教えが頭に浮かぶ。


── 感情は、道具だ。

── 主体は、人間にこそある。

── 主体である人間が、従属である感情に使われて、なんとする。


自分の未熟が、少し恥ずかしくなった。

仲間のために低頭平身(ゴメンナサイ)する様な、大人な対応の相手を見れば、余計に。



「フゥ……、ああ、クソ……っ」



自分の感情任せの言動に、今さらながらに気が滅入る。


そんな風に俺が落ち着いたのを見て、羽交い締めの騎士が離れいった。



「いやいやっ

 『人食いの怪物(マンイーター)』の『#3』(ナンバースリー)殿!

 貴方が謝る必要はないのではっ?」



騎士はそんな事を言いながら、長身細身の<長導杖(スタッフ)>持ちに駆け寄った。



「正直、(はた)から見ていて、こちらの少女(・・)の態度に問題があるとおもいますよっ

 ── かの(・・)骸骨被り(スカルヘルム)』殿()助けて(・・・)もらって(・・・・)おきながら(・・・・・)、あの態度!」


「……騎士殿。

 あの<跳岳大狗(ワイルドファング)>の死骸の山(・・・・)

 誰が(・・)仕手(して)だったか、貴君(きくん)は見てはいなかったのか?」


「ええ、ちょうど防具を直していた所なので。

 しかし、『骸骨被り(スカルヘルム)』殿が剛力無双の活躍で、魔物を集めていたご様子。

 あそこに元々、何か攻撃魔法の罠でも仕掛けていたのでしょう!」



騎士ヤローが、あさってな勘違いを胸を張って断言!

すると、長身細身の『#3』(ナンバースリー)は完全に呆れ顔。



「……ハァ、理解した。

 状況が解らぬなら、口出しは無用だ」



重装甲騎士に『もう喋るな』とばかり、片手を向ける。


そして、俺の方へと近づいてくる。



『#2』(ナンバーツー)から聞いた時、あまりに酷い冗談だと。

 しかし、こう現実に見せられれば、な。

 フフッ……」


「………………」



うんうん、ひとりで納得している『#3』(ナンバースリー)

そして、ソイツはさらに意味不明な言動を始めた。


城壁の上に立っている連中への、演説会だ。



『── 皆、今たしかに見たであろう!

 これぞ “斬魔(ざんま)竜殺(りゅうさつ)” !

 これぞ “魔物の大侵攻(モンスターパレード)” を退けた勇士!

 ついに、反撃の時が来たっ』



話し始める前に『カン!』とか鳴ったから、何か『拡声器(スピーカー)』的な魔法でも使ったんだろう。



『我らには “羊頭狗(ガク)殺し” と “竜殺の剣士” が付いている!!

  “爆弾持ち(ボマー)” !?  “瘴竜圏(ドラゴンフォール)の門番” !? 何も怖れる事はないっ

 まずは昼食をとり、英気を養え!

 正午すぐに出発して、午後の内に全ての片を付ける!!』


「…………は……?」



演説の意味が解ってないのは、俺だけなのか。



── 『うおおおおおお~~!!』と城壁の方から大歓声が響き渡る。



え、何?

どういう事?





▲ ▽ ▲ ▽



場所は移って、ギルド支部の中の食堂。

その一番奥の、十数人()けの大テーブル。



「つまり、魔物の被害で徐々に冒険者が減り、ジリビンだった?」


「そうですね」



俺が確認すると、メガネ青年(ナンバーツー)がメシ食いながら(うなづ)く。


この大テーブル、なんか『ギルド内で上位(VIP)PT(パーティ)用の特等席』らしい。

そんなVIP席だからか知らないが、出てくる料理もなかなか豪華。


香草(ハーブ)()めニワトリの丸焼き』なんて夕食会(ディナー)みたいな物まで。

俺が気に入ってパクついていると、テーブル専属の女給士(ウェエイター)さんが、いくらでも切り分けて出してくれる。



「で、魔物退治専門の『剣帝流(オレ)』が来たから、この機会だ、ってなった?」


(おおむ)ね、その通り」



今度は長身細身(ナンバースリー)が、シカ角付きの鉄兜(ヘルム)ごと、コクンと首を振る。



「おいおいおい……っ」



なんだか変に期待されてて、頭抱えちゃう。



「その辺は、『神童コンビ』とかがガンバる所じゃない?

 あ、そう言えば、アイツら『帝国西方の若き英雄』とかじゃなかった?」



取りあえず、知り合いを身代わりにしてみる。


すると、切れ目のセクシーお姉様(ナンバーフォー)が苦笑いして、片手を振る、



「『神童コンビ』って、聖教の?

 それは無理でしょぉ~」


「<副都>と聖教はいつもイガミあって、かなり仲悪いからなぁー」



ひょっとしたら俺より年下かもしれない、最年少男子(ナンバーシックス)も肩をすくめる。

メガネ青年(ナンバーツー)が話を引き継ぐ。



「たとえば約3年前の、<黒炉領>(ブラックフォージ)の『魔物の大侵攻(モンスターパレード)』。

 当然、最寄りの<副都>に対しても救援要請があったようですが、結局は色々と理由をつけて断ってますからね」


「おいぃ~……」



思いも寄らない裏事情に、思わず呆れちゃう。



(こんな人食い魔物がワラワラで、危険がデンジャーな世界なのに。

 何で、人間同士の助け合いをしませんかね、君たちは?)



すると、シカ角兜(ナンバースリー)メガネ青年(ナンバーツー)が、2人で交互に説明を続ける。



「帝国が王制時代の旧・王都、古い歴史と伝統がある分、色々なしがらみも多い。

 ここ数代の皇帝陛下が聖教()りなので、いよいよ敵視している」


「まあ、<副都>というのはそういう都市なんですよ。

 だから(・・・)、我々は<聖都>(センダード)の裏組織と縁を切るために、影響力の及ばない、ここ<副都>へ移ったのです」



聞けば聞くほど、本当に同じ国なのか、という感想。



(そう言えば、『聖都を中心とする旧・連合国』と『帝国の元になった旧・王国領』は昔から仲が悪いみたいな話、どこかで聞いたなぁ……)



ため息をつく俺に、メガネ青年(ナンバーツー)が説明を続ける。



「帝国第二位の大都市で、莫大な人口、経済力、軍事力を持つため、帝都のご機嫌伺いをしなくてもいい。

 それどころか、帝室の傍流である公爵閣下が領主である事から、生半可な権力者では口出しも出来ない」



さらに、ほんわか美人さん(ナンバーファイブ)や、切れ目のセクシーお姉様(ナンバーフォー)の女性陣も毒を吐く。



「しかもぉ~、<帝都>の代替(スペア)、皇帝陛下の傍流(スペア)である事を理由に、あからさまに保身に走りますからねぇ~」


「帝都のような国家の中枢ではないから、他の領地の面倒をみるいわれ(・・・)もない!

 とか、完全に開き直るもんね、アイツら」



人食いの怪物(マンイーター)』のメンバーは、よほど不満が溜まっていたらしい。

<副都>上層部へのグチが止まらない。





▲ ▽ ▲ ▽



だから、俺がちょっと割り込み(カットイン)



「── まあ、それは良いんだが。

 さっき言ってた『瘴竜圏(ドラゴンフォール)の門番』って何だよ?」


「本来なら、半年もあれば朽ちるはずの<瘴竜圏(ドラゴンフォール)>が現存してる理由です。

 アレをどうにかしない事には、この災禍はいつまでも終わりません」


「魔物の種類は?」


「……あなどって欲しくはないのですが、 ──」


「── ああ、虫型魔物の超巨大版ね。なるほど」


「よく、わかりましたね……

 ── もしや、交戦経験が?」


「ないよ、変に買いかぶるなって。

 ただ、似たようなヤツを知ってるだけ」



『巨人の箱庭』ジャイアント・ガーデン以外でも居るのか、あの手のバケモン。



「……そう言えば。

 <翡翠領>(グリンストン)の『魔物の大侵攻(モンスターパレード)』の『首魁(ボス)』は、たしか『超巨大な虫型魔物』でしたっけ?」



いや、そっち(・・・)じゃないんだが。



(まあ、いいか。

 あの(・・)『3脚ヤドカリ』とか存在自体がバカバカし過ぎて、話しても信じてもらえないだろうし……)



あとは『3本腕の超々々巨大サル』とか。

ヴィオーラ巨大樹林ジャイアント・ガーデン>、マジ地獄。


そんな心的外傷(トラウマ)じみた当流派(ウチ)『雪中訓練』(スペシャル・メニュー)月1(つきいち)で実施!)を思い出して、微妙な心地になる。



── つまり、ここ数日イライラしたり浮ついたりプッチ~ン☆してた、俺の未熟な精神(メンタル)が、完全に平常を取り戻した。



(まあ、あんな『巨人の箱庭』ジャイアント・ガーデン超巨大魔物(ヤバいヤツ)みたいに『【裂き】(チェーンソー)()使っても(・・・・)斬れない(・・・・)』って事もないだろうし……)



そう考えると、さらに心に余裕が出てくる。



(さて、久しぶりの本格的な魔物退治(うんどう)、楽しみますか!)



── とか思っていると、急に隣の女子生徒(マチルダ)が、ブワワ……ッ!と泣き始める。



「わ! わわわぁ~!

 『人食いの怪物(マンイーター)』全員と食事! 全員そろっての昼食におよばれ!

 ── わたし、もう死んでもいいぃ~~っ」


「………………」



死ぬなよ、ミーハー女子生徒め。





▲ ▽ ▲ ▽



── 『ガウゥ!』と魔物が襲ってくる。


── 『ぎゃぁ!』と生徒さんが振り回された。



「おいおい……。

 早く盾を外さないと、(かた)(はず)れるぞ?」



『そ、そんな事言われてもぉっ』



泣き言を言っているのは、男子生徒(オズワルド)

左腕に装備した盾を、魔物に(くわ)えられたままの状態。

魔物がブンブン首を振るたびに身体が引きずられ、(それが【身体強化:剛力(パワー)】の発動した屈強肉体であっても)持っていかれそうになっている。



(だから『そんな小さな盾とか魔物退治の邪魔になる』っていつも言ってるんだがなぁ……)



コイツ、『流派の技だから……』とか色々言って、なかなか細かい指導を聞かないし。

俺も他流派の人間な上に、一時的な指導役(コーチ)でしかないワケで。

『流派の事情』とか言い出されると、それ以上は口をはさめなくなるワケで。



── そう、今ちょっと魔物を(・・・)使った(・・・)実戦訓練の最中。


食後休憩として、例の<跳岳大狗>(デカいワンちゃん)と、ウチの生徒さん3人が(たわむ)れているのを、ノホホンと眺めている。


そんな平和な昼下がり。



恩師(コーチ)恩師(コーチ)ぃぃ!』


『絶対ムリです! ムリィ~~~!』


『こ、こんなの3人でどうにかなるワケ、ないじゃないっ!!』



早くも弱音が出ちゃってる、生徒さん3人。


せっかく邪魔が入らないように、関所(ゲート)(あ、城壁の風除室(ふうじょしつ)みたいな中庭構造のアレ!)の中に、小ぶりな(・・・・)魔物(・・)を放り込んでやったのに。



(お前らなぁ……、ソイツって、アレだぞ?

 たしかに今、ナゾ強化されて『爆弾持ち(ボマー)』とか、変種しているらしいけど。

 元々は脅威力3(・・・・)の魔物!

 <ラピス山地>の陸鮫(サメ)ちゃん並だぞ?)



つまりは、『魔剣士失格(ナマクラ剣士)』のこの俺(・・・)が、『ボク10しゃい』でブチ殺せた魔物と同程度(・・・)

そんなの(・・・・)に手こずるなよ、と呆れのため息がでちゃう。



── ああ、もう、しゃーねーなー。



「お前たち3人なら、出来る出来る!

 絶対に、やれるやれる!

 もっと自分自身を信じろよ!

 すべては3人の気持ちの問題だって!

 ひとりひとりが、もっと熱くなれよ!?」



ちょっと『熱』(エール)を送ってみる。


しかし、何故か(・・・)周囲の反応は、イマイチ。

というか、ドン引きされてる……ような、気がする。



『しょ、正気か……』『おい、誰か止めろよっ』『小さいとはいえ<跳岳大狗>(ワイルドファング)よっ』『大型魔物をたった3人で!?』『俺たちA級(エース)でもキツいだろっ』『鞭打教育(スパルタ)なんてレベルじゃねぇ……っ』『おいおいおい、ガキども死ぬぞ?』『たしかに脅威力3の幼獣だけどさぁ』『いったい何を考えてるんだっ』



なんか『極悪非道っ』、『人のココロが無い!』、『アクマかコイツ!?』みたいな批難の視線とか、ヒソヒソ声をとかに、ちょっと変な汗がでちゃう。



『── イヤァァァ! 死んじゃう! わたし、もうここで死んじゃうんだぁぁ~~っ』


「………………」



また、ミーハー女子生徒が、『死ぬ死ぬ』言って大騒ぎしている。

なので、きっとそのせいだろう。



(アハハ、みんなオーバーリアクションを、真に受けすぎ~っ

 あ、皆さん知らないと思うッスけど、この子いつもこんな感じなんスよぉ~?

 つまりは平常運転、みたいなぁ~~?)



そんな、ねえ?

ジブン一応は、清く正しく貧しい、いつも弱い者の味方な『剣帝流』ッスよ?

そんな、いわれ(・・・)のない(・・・)批難や中傷を受けるなんて、ねえ?



── 心の平和のため、そう思い込もうとする。

そんな兄弟子(にいちゃん)なのでした。(きょうのワ■コ風ナレーション)



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