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過去と現在

――――――――――


私は、岩井先生が大好きだった。

怒らせると怖いけど、優しくて、笑顔が素敵で、何より家族を1番に考えているところが大好きだった。


私を生徒会役員にしたのも、先生だった。

他の先生に勧められて生徒会に立候補しようか迷っていたとき、『学年の先生に、何か言われたか?』と聞かれ、とっさに生徒会のことだと思った。

先輩の中には、生徒会役員と部活、勉強を全力で頑張っている人が2人もいた。かっこよかった。憧れていた。

でも私の中であのようになるには、もう1年必要だと思っていた。私が2年生になったら、立候補しようと思っていた。


そんな時、ただ『最終的に決めるのはお前だから、決まったら俺に言ってくれ』と私に話した。そこには私の意思を尊重してくれる人がいた。


私はこの人のために生徒会役員を頑張ろうと思った。


岩井先生の異動前日、部員だけに教えてくれた、異動の事実。


驚きすぎて涙も出なかった。


最後に言われた『お前はもっと強くなれる。生徒会も頑張れ。』


頭の中はそのことでいっぱいだった。


――――――――――


この時の私は、岩井先生のいた部活を必死で守ろうとしていた。


流れる時間に逆らおうと必死だった。


でも、無条件に時間は流れ、あなたという人と出会いました。



また、桜の季節がやって来た。

今度は、あなたと別れる季節になるかもしれません。


言えない好きが日々募っています。


それをきっと、愛と呼ぶのだと思っています。


ねえ、本当の愛を教えてほしい。


――――――――――

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