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ギャング★スター  作者: 髭紳士
16/17

ソードγガンマ1

工房カラクリの中ではサムライ、サイトーとギャング・スターが息を潜めていた。昼と夜の連戦で二人はかなり疲弊している。

カワラバンTVのニュースでは昼に現れた怪人と夜に市民の集団自殺したことを取り上げていた。

サイトーとスターの前にスパゲティーが置かれる。この工房の孫娘メイクが作ったものだ。

口に入れた瞬間、機械油の風味が広がるがメイクがきらきらした目で見ているので吐き出すことも出来ない。必死に飲み込んでいると頼んでいないのにおかわりが運ばれた。

ひいひい言いながら二人が食べていると入り口の扉が切断され吹き飛ぶ。

「飯の最中で悪イが失礼するぞ」

現れたのは深青に輝く瞳、ガンマだった。ガンマは剣を二人に向けた。スターとサイトーはすぐさま戦闘態勢に入る。

工房の中を破壊しながら突進してくるガンマの剣をサイトーは刀で受け止める。ガンマは剣を滑らしてサイトーの指を狙うがサイトーは器用にそれを避ける。一方でスターがメイクを担いでその場を離れようとするのを見たガンマはサイトーを蹴り飛ばしてスターに襲いかかる。一息に三度放たれた突き、スターは二つ避けたが一撃を脇腹にもらう。

「弱くなったなア。ゼータ」

後ろから切りかかるサイトーの刀を避けてガンマは横に薙ぎ払う。サイトーは後ろに跳ねて避けた。そこへ連続突きが畳み掛けられる。

右肩、左肩、右足、左足、胴を狙ったほぼ同時の五度の突き。しかし、サイトーは刀でその全てをいなす。ガンマに喜びの笑みが浮かんだ。サイトーとガンマの間に距離が生まれる。二人は同時に鞘に武器を納め、居合い抜きの体勢を作った。一瞬の静寂が生まれる。刹那、二人の刃が交錯する。血が吹き出たのは、サイトーの方だった。倒れるサイトーを飛び越えガンマはスターに蹴りをいれるとメイクを奪った。そして

「ムミン谷で待つ」

と言い残すとその場から消えた。




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