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ギャング★スター  作者: 髭紳士
13/17

スターズ0ゼロ3

ゼロを中心に全員が円形に席につく。食事をしながら作戦の説明が行われた。

今回の作戦はエチゴ製薬の資金源である「アブラ油田」を破壊することだ。ゼータとアルファが先陣を切りデルタが火力支援。その間にガンマが要人を暗殺し、最後にプラントをイプシロンが解体。ベータは作戦中、全員の通信を受け持つ。

夕刻に作戦は開始された。

「行くぜ」

赤と緑の閃光が前面から突撃する。二人の役目は出来るだけ『派手』に敵を倒していくこと。その為にデルタの支援が必要なのだ。

「俺のこと飾りみたいに使いやがって!」

デルタの瞳に白い光が灯る。彼の目にはありとあらゆる障壁が透けて見えた。その中からいかにも爆発しそうな場所を見つけ狙いを定める。

「発射!!」

ロケットランチャーが赤い大爆発を起こす。その爆発の中をゼータとアルファが突進していった。

「見たか!これが!俺の力!!」

「うるさい」

後ろで座っているベータが言うとイプシロンも頷いた。

「集中させてあげてね」

デルタの頬が真っ赤に染まる。

(準備できたよ。ガンマ)

要人は黒塗りの車で脱出しようとしていた。そこへ青い光を瞳に帯びたガンマが歩いていく。護衛がサブマシンを撃つ。先程までガンマが居た所に銃弾が炸裂する。しかし、

「遅い」

既にガンマは目の前に居た。剣を抜くと一息で護衛を三回突く。

「弱い」

ひい。と声をあげる要人の首を横薙ぎに切断した。

「つまらないな」

頭が落ち血が噴き上げた。

油田の至るところが爆発し、瓦礫の山が築きあげられていく。その内に六人以外、人はいなくなっていた。

最後の仕上げはイプシロンだ。それぞれの建物があった場所に行き、彼女の瞳が黄色く光る。瓦礫は少しずつ風化し、砂に変わった。全ての瓦礫を消す頃には既に夜になっていた。

回収地点まで歩いている間、ゼータが呟いた。

「俺たちのチームの名前が欲しいな」

イプシロンが頷くとデルタが張り切った。

「よし!六神魔将にしよう!」

「却下」

速攻でガンマが呟く。デルタとガンマが睨みあう。アルファが言った。

「じゃあ、ギャング・マッスルズ」

ベータが呆れる。

「ギャングはいいけど、筋肉馬鹿はあんただけでしょ」

ゼータは空を見上げた。空には六つの星が輝いていた。

「ギャング・スターズは?」

イプシロンが言う。

「でも、ギャングって悪者みたいだよ」

「じゃあ俺達は正義の悪者だ」

六人が笑う。そして、回収地点に着いた。

しかし、待てど暮らせど迎えは来ない。

「ゼロの野郎、何やってやがる」

「歩いて帰ったら朝までかかるぞ」

それぞれ悪態をつく中、イプシロンだけは不安そうにしていた。

「何かあったんじゃ…」

「いや、ない。ゼロに限ってそれはない」

仕方なく六人は歩き出す。

やがて暗闇の中にその姿は消えた。


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