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ホラー番組  作者: tom
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第1話

新作です。ホラーです。よろしくです。

 

 『この家ですね‥‥。』

都内にある住宅街のはずれに建つ空き家。植物が伸びきっていて人気のないそれらしい雰囲気のある家。

芸能人として世に出て以来、初のホラー番組に臨んだ私、鈴木マイ。

名はまだそんなに売れていないけれど、私が芸能界から姿を消したきっかけはこの仕事だった‥‥。


 芸能事務所に所属したてのころ、ほとんど仕事がなくアルバイト三昧の毎日を送っていた19歳。

どうにかして売れたい、芸能界で仕事がしたい。その思いを胸にただただ我が道を走っていました。

地方のイベントに参加したり、雑務をこなしたりそうやって積み重ねてきてようやくタレントとしてテレビに出だし、得意な歌を披露したりブログを始めたりしてファンの存在を獲得してきたそんな矢先でした。


テレビでおなじみホラー番組‥‥。芸能人が心霊スポットに出向き実況をしたり、オカルト映像をオンエアする番組です。私もこういった番組やオカルトに興味があったのでオファーが来た時は怖いのと同時に自分が画面を独占できる一芸能人として認められたような感じがして喜んで引き受けました。


打ち合わせはスムーズに進み、ロケをしに噂の場所へ向かいました。

テレビなので演出を効かせることは重々承知していましたが、車に乗ってからよく分からないのですが焦燥感が普段よりあって、自分がこれほど怖がりだったのだなと認識しました。


車内で撮影があって、『これから霊が出ると噂の家へ向かいます』と小声で話しカメラに向かって手を振りました。


 『もうすぐ目的地に着きますので』スタッフの合図で私はハッとしました。

メイクさんに外見を整えてもらい、おおまかな流れを確認しました。

時刻は19時くらいでしょうか‥‥夏だったので車内では冷房が効いていたのですが、降りてから暑いという程でもなくむしろ対して変わらないんじゃないかというくらいでした。


歩く人の数は少なく、仕事帰りのサラリーマンや子供連れのお母さんがたまに通りすぎるだけでした。


準備が整ったところで、スタッフと共に現場に向かいました。

住宅の明かりを頼りに進んで行くと途中道路が途絶え、土壌の狭い道に差し掛かりました。

雑草や木々が鬱蒼とし、普段だったら独りでは絶対通りたくないところだと思いました。

ビニール袋や新聞紙、空き缶などのゴミがその辺に捨てられていて、汚いです。


『この先です』

スタッフが私を誘導します。

砂と靴がすれる音をその場に響かせながら、その家の前にたどり着きました。














物語口調です。なんか実体験みたいな雰囲気にしてますが作り話です。

あんまりリアリティないかな‥‥芸能界詳しくないので(苦笑)

読んで下さった方、ありがとうございます!

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