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レンガを作ります。

 ビンは完全に個人の物となった。

 なんせ、織物と交換だから作った分だけ交換になる。

 交換レートは1×10mの布1枚で小さなビンかコップが1つ、5枚で中ビン、10枚で大きなビンとなっている。

 どちらも必要なものなのですごい勢いで交換されている。

 一種のステータスにすらなっている。

 ユウトは香辛料コレクションを入れて並べるほどだ。


 さて、このビンだがこれがあるのは向こうの村にドワーフがいたおかげだ。

 それでユウトが聞いたところレンガも作れるらしい。

 本来は竃がいるが魔法で無視できる。

 そんな訳で・・・

 「合同でレンガを作ります。」

 ユウトが他の村の人たちを呼んで作ることとなった。


 粘土はユウトが見つけている。

 ただ、実験したはいいが納得のいくものが焼けなかったらしい。

 「っていっても特にないぞ。」

 粘土を掘って水を混ぜる。

 そして型に入れて数日陰干しして高温で焼く。

 それを聞いたユウトは納得していた。

 なんでもユウトは陰干しの工程を行なっていなかったらしい。


 数日後、100個のレンガができた。

 「こんな簡単だったんだ。」

 ユウトが珍しく項垂れているが気にしない。

 「それより、ユウトはどうしてレンガが必要なんだ?」

 「地下室だよ。土だと味気ないしもろくて削れるんだ。」

 そんな訳で春の内に氷室などの地下室の壁はすべてレンガに変わったのだった。

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